2020年5月23日土曜日

【新ExpBoard】KATO C59 DCCサウンド加工


  先日のC57に続き、C59(KATO製品)のDCCサウンド加工のご紹介です。

 本日利用するExpBoardはこちらです。C57用とちょっと似ていますが、端子の位置などが異なります。
C57用はデコーダの下側に取り付けていましたが、こちらはデコーダやスピーカーの上側に取り付けることを想定し、配線パッドが両面についています。

さて加工を始めます。C59のテンダーは長いのですがこの部分にRがついていてスピーカーの角と当たるのでリューターで少し彫り込みます。

スピーカーユニットはいつものnagodenさん頒布品です。端子はレールからの電流が流れるウエイトに接触しないよう短くカットし、配線しやすいようハンダメッキをしておきます。

エンクロージャは以前ご紹介したプラ板・プラ棒の組み合わせです。角を落とし、またスピーカー配線を通すためのミゾをやすりで掘っておきます。

 スピーカーとエンクロージャをダイキャストパーツの中に、仮置きしてみます。ダイキャストが広がるときは当たっている部分を再度削ります。


それぞれのパーツをウエイトの中に納まるか確認します。特に、プリント基板がウエイトより上部に飛びさすときは、スピーカーの当たっているところをわずかに削ります。

 ExpBoardからモーターとスピーカーの配線を取り出します。今回は、すべて下側から配線を取り出しました。また、レールからの給電は洋白線(0.2mm)を左右のウエイトに押し当てて行います。


 なお、ヘッドライト配線は使いません。開発中のこのヘッドライト用デコーダ(PetitDecoder-SL)に取り換えました(詳しくは別途説明します)。C57ははずすのが大変そうだったのですが、C59の場合はこの状態で基板交換ができました。

作ったパーツをくみ上げます。プリント基板とスピーカーは少量のゴム系接着剤で止めています。また、LokSoundの基板もダイキャストでショートしないようテープで絶縁しておきます。

 このようにぴったりはまりました。モーターへの配線がからまないように注意して引き出します。

 テンダー上面パーツで蓋をします。このときに、床下などが中に押されて盛り上がっていないことを確認してください。

スピーカーの配線を通してテンダーを組み立てます。

 エンジン側の分解や改造はC57と同じです。モーター配線はダイキャストにはめ込んである金属板を外し、テンダーからの配線につなぎ替えます。ボディ(ダイキャスト)に配線が接触しないようにカプトンテープなどできちんと絶縁してください。




このように外部から配線などは一切見えません。

この後、開発中のオープンサウンドデータに書き換えて2両目が完成です。サウンドはtwitterにて!

2020年5月19日火曜日

国鉄485系DCCサウンド加工(2)

本日は、サウンドデコーダ搭載車以外の加工についてご説明します。EC-Slimは、室内灯機能も備えていますが、デコーダを使わずに単純な室内等として組み付けることで編成で統一した照明をあまりお金をかけずに実現できます。

今回はKATO車両ですので、標準室内灯ユニット同様の帯板を使った方法が簡単です。以前もデコダーレス組立としてご紹介しましたが、その改良版になります。

集電版取り付け部の強度を高めるために、今後V2a基板より耳たぶの部分の構造を変更します。集電版のはんだ付けパッドを1つ増やして2つにします。ただ、従来製品で今回の組み立てで問題が起きるわけではなく、今後さらにアクロバット的なことをやりそうなので、それに向けての準備です。

帯板はこちら、モデルカンパニーの集電版かKSモデルの燐青銅板1.5×0.15がよいでしょう。

KSモデルの帯板の場合長さ18cm、こちらを3等分して6cmの長さに切ります。台紙を使ってカットのための専用ジグ?を作るとよいでしょう。
250円で3コ×4本=12本、つまり6両分の帯板が準備できます。一両分 50円程度になりますね。なおEC-Slim基板が約300円ですのでLED,ダイオード等を合わせると一台当たり材料費は400〜500円になります。

EC-Slimは通常通りLED1-6とR2,3を半田付けします。その後、マニュアルに従いチップダイオード4つを半田付けしてください。

なお、上側のジャンパJ3を半田付けしますが、このときチップ抵抗をつければ明るさを調整できます。今回の485系は地味につけたかったのでR2,R2と同じ部品(1.5kΩ)にしています。

最後にさきほどの帯板を半田付けします。帯板の上に基板を載せて、2つのパッドにハンダゴテを強めに当てるとハンダが溶けて帯板に流れます。最後に、取り付け角度を確認して完成です。

まずは、必要な数量をさきにそろえた方が良いでしょう。9V電池(006P)を帯板に当てて、点灯することを確認します。
さて車両への取り付けです。

 まずは、一号車のクロハ481です。車体が短いのでEC-Slimの先端をボディの上にさしこみます。

 高さをあわせるために10mm厚の板を使って、集電板の先端を曲げます。
 KATO集電板と同様、先を外側に少し曲げます。
 最後に基板の根元を曲げます。
 床下に差し込みます。このように少し上を向いているくらいで、ボディで押さえるようにします。


必要十分な明るさに仕上がりました。他の車両も同様に取り付けます。

他の中間車も室内に合わせて集電板をまげて設置します。

また、先頭車にはヘッドライト、テールライトを切り替えるためのファンクションデコーダを搭載します。
今回は、 KATO FL12互換品(アナログ運転にも相合)を開発しました。右側はプログラムを書き込むジグとつながった状態で、書き込みが終わったらカットします。

  FL12と同様に床下のスリットに差し込みます。"F"が見える方向で装着すると前側、"R"が見える方向で装着すると後ろ側になるのはオリジナルと同様です。まだ改良したいところがるので、それが終わったらあらためてご紹介します。


  どっと最大の13両編成、サウンドデコーダを2個搭載すると迫力が増しますね。サウンドはいつものtwitterでどうぞ。



2020年5月15日金曜日

国鉄485系DCCサウンド加工(1)

国鉄型特急の代表といえばやはり485系、今回はこちらのDCC化のご紹介です。

  製品はKATO 485系ひばりセットと増結用単品あわせて12両です。さらに電気釜タイプ(300番台)の先頭車、たしか京都のホビセンで購入したものです。今回は、こちらを一気にDCCしようと思います。

まずは、サウンドデコーダの搭載です。
  今回は編成が長いのでM車以外にもう一両サウンドデコーダを付けてみようと思います。ちょうとDesktopStationさんにLokSound5Microの在庫があるので簡単に入手できて助かりました。同じモハ484ですが屋根上や窓の配置が違うのがわかります。M車はEC-Slimイージーセット(ケーブルの色をグレーから青に変更しています)、T車はエコノミーセット(NEXT18コネクタ付き)に室内灯と、集電板を付けたものです。
※ 集電板加工については次回詳しく説明します。

 まずは、M車のスピーカー取り付け準備です。スピーカーはいつものnagodenさんのスピーカー組立キットを使います。室内灯ユニット取り付けのための柱をニッパとカッターで丁寧に取り去ります。

 今回は、ボディとの干渉を逃すためエンクロージャを斜めにカットしてみました。


裏側にも、ボディの出っ張りに合わせて削り、内部空間を確保します。

 木工ボンドで、仮止めします。 こんな感じで斜めになります。

  車両への配線はEC-Slimイージーセットをそのまま使いますので、台車を一度外して動力ユニットにはめ込むだけです。ただ、今回はスピーカーとデコーダを横に並べて長くなりましたので反対側の先端を3mmほどニッパでカットしています。すべて治ることを確認してから、スピーカーの配線をするといいでしょう。

屋根と窓を外したボディを取り付けてみます。ボディの屋根裏部分はスピーカー上面の不要なパーツをカットして高さを稼ぎます。スピーカーを斜めにしたので、無駄なく収まります。

屋根を戻す前に、サウンドと走行を確認します。

最後に屋根とガラスを付けて組み直し完成です。ドアよりの窓一つ分がちょっと暗めなのでLEDを増設する手もありますが、編成でみてもそれほど違和感はないので今回は省略しました。

さて、もう一台、T車への搭載です。

まず、メカイスの室内灯ユニット取り付け用柱をカットして平に仕上げます。

 集電板はデコーダを跨いだ後に真下に曲げ、室内灯集電板差し込み部に入るように現物合わせで曲げます。

ボディは、M車同様スピーカー上部の不要パーツをカットしておきます。スピーカーは取り付け位置に合わせて低く仕上げた後に、先ほど平らにしたメカイスに木工ボンドで固定します。乾いたら、ボディがはまるかを確認します。

デコーダは事前に先に改造したM車を使ってサウンドとロコアドレスの書き込みを行います。(モーターかダミー抵抗がないとサウンドの書き込みやCV値の読み書きができません)。その後コネクタにセットして室内灯、走行、サウンドを確認します。

こちらもこれで完成です。最後に2両を同じレールに乗せて、サウンドを確認します。次回はのこりの車両について説明します。

2020年5月6日水曜日

新MP3サウンドデコーダをキハ30に搭載する

ゲヌマ・フジガヤ2さんの新しいディーゼルサウンドが完成したとのことで、KATO キハ30にMP3サウンドデコーダを搭載しました。

 もちろん、EC-Slimも利用します。KATO新動力で先頭車(ヘッドライト付き)は、プリント基板が床下にあってちょっと加工が面倒なのですが、今回はなるべく少ない改造になるよう前回から改善しようと思います。

 まずは、MP3デコーダとEC-Slimが重なるところを確認します。LokSoundより大きいので2つLEDが隠れます。そこで、LEDをデコーダの下側に移設することにします。

 屋根を外してボディとEC-Slimの重なりを確認します。屋根の中のパーツ?をカッターで取ります。

 このようにEC-Slimとデコーダを入れる余裕ができます。

 高さに余裕ができたので、こんな感じで入れます。
 
次に動力ユニットを分解して、中の基板から配線の取り出し方法を考えます。今までは、基板をカットしていましたが、今回はパターンだけカットすることにしました。このメカイスと基板の隙間を使って、側面から配線を取り出そうと思います。


 プリント基板の裏面で、集電板とモーター部がつながっていますので、プラスチックカッターでパターンをカットします。スルホールはモーターの配線に使いますので、内側のパッドに導通を残します。仕上がりが汚いですが、見えなくなるので良しとします。次に表側です。

 青のラインを一か所カットしたあとに、黄色の部分を追加配線します。また、オレンジ、グレーはモータ用、黄色、白はライト用の配線を取り出します。(NEM651ケーブル色に従って説明していますが、配線は灰色で目立たないようにします)

 配線した姿です。

 動力ユニットにセットします。

 メカイスにKATO室内灯用集電板をセットします。

メカ椅子の配線取り出し部を側面からカットして配線を通します。

 モーター配線とライト配線を一度集電板につなげて、アナログ運転で問題なく走行することを確認します。その後配線を外して、ライト、モーター、レール給電が絶縁されていることを確認してください。

 仮にボディを嵌めてみて、配線部分で膨らんでいないことを確認します。

EC-Slimを組み立てて、デコーダを借り付けしてさきほど未取り付けだったLED1,2を空中配線します。デコーダにシールをはり、配線したLEDを並べます。

逆側はニッパで少し長さを詰めて、Trk1,Trk2に集電板に接触させるための金具を付けます。今回はリード抵抗のリード部を使っています。

また、ボディにあたらぬよう100μF(35V品)のコンデンサをBKUPとGND端子に取り付けます。

 集電金具を、室内灯の接点と壁の間にはめ込みます。

その状態で、反対側のスピーカーのスペースを確保してください。

スピーカをのせて配線します。スピーカーのエンクロージャは、クモハ52と同じ作り方です。

 屋根をはずしたままボディを嵌めて配線を整えます。屋根を付ける前に一通り機能確認するとよいでしょう。

  これで完成です。!試走の様子はtwitterでどうぞ!