2021年11月26日金曜日

【新ExpBoard】KATO C56DCCサウンド加工

 以前、C56用にNEXT18を使ったExpBoardを作成しましたが、加工も大変そうなので公開を控えておりました。今年より小さい Loksound NANOが新たに発売されたので、改めてExpBoardを開発しました。


左が以前試作したNEXT18用、右が今回のNANO用です。NEXT18用はエンジン側と繋ぐ軸を真鍮パイプなどで製作したり、ウエイトもすべて作り直す必要があるなど、いくつかのハードルがありました。今回は、8620と同様製品のウエイトを温存する方式です。

さて、加工を始めます。まずは、EXPボードの穴に合わせてスピーカーを接着します。


スピーカーはESUのものより少し小ぶりなタイプです。ExpBoardのパッドに配線を半田付けします。

試しに石炭パーツの裏に嵌め込みます。

石炭部分のパーツは前半分をくりぬき、スピーカーの角が当たらない様にします。もちろんこの部分は超音波カッターを使います。


デコーダを載せるとこんな感じです。

横から見ると、デコーダはこのように斜めに取り付けられます。

デコーダーの形に合わせてウエイトを削ります。


途中からは、デコーダの各部品の高さを確認しながらの作業です。やはりセラミックコンデンサの背が高いですね。

このように石炭パーツをはめられるまで、削ります。


ウエイトの加工が終わったら、カプトンテープを貼って絶縁します。また、デコーダ上部のコンデンサにもテープを貼って短絡しないように加工します。また、ExpBoadの電源端子には燐青銅線を半田付けしウエイトから給電できるようにします。テンダーのライト(LEDとチップ抵抗10kΩ)も取り付けカプトンテープで絶縁します。


接着前に最終確認します。この状態で、一度サウンド機能の確認をします、スピーカー両面が開放状態だと汽笛の音は割れると思います。


プリント基板の周囲に木工ボンドを塗って固定します。


石炭パーツも木工ボンドを塗って貼り付けます。

これでスピーカーのエンクロージャが完成しました。

汽笛を鳴らして、音が割れないことを確認します。


合体前の最終確認です。なお、3本出ている配線はモーター二本、ヘッドライト1本です。


完成後の重量確認です。加工前の重量を測定していませんでしたが、手に持った感じではそれほど変わらないと思います。

さてエンジン側の加工に入ります。連結器を外してデフを前に引き抜きます。



キャブを上方向に抜くと、ボディの固定を兼ねたヘッドライト基板が現れます。

ライト基板からヘッドライトに繋がるライトパイプをおらない様に注意しましょう。




モーターの配線を途中で切断し、半田メッキを行います。このモーターの配線は熱に弱いのですばやい作業が必要です。


隙間から配線を通します。

ヘッドライト配線は、抵抗の右側の足に半田付けします。(ただし、左側ボディとの配線は事前にカットしてあります)


モーター配線を通すために、キャブの一部を切り離しました。この部分を後でつけてもよかったのですが、目立たないので外したままです。


すべて戻して完成です。


横からのシルエットはこんな感じです。


もちろん、オープンサウンドデータC56を利用しました。心配していた音量は十分、音質もまずまずでした。ただ、新基板を起こしたものの加工の難易度は他のSLより高め(C11と同様)かもしれません。








2021年11月25日木曜日

DCC-Bridge開発構想

 アナログ車両とDCC車両を切り替えながら楽しむためにMagicBoxを開発中ですが、レールへの給電制御はリバース線までを対象しています。

一方、一般的なアナログ運転用レイアウトでは駅などの待避線の電源を選択式ポイント(もしくはギャップ部分の選択スイッチ)にて切り替えるのが一般的です。しかしながら、DCC運転時はこのギャップは不要となり、すべてのギャップを導通したい要求が増えてきました

このような要望に対して、DCC運転時にギャップを自動的に導通するDCC-Bridgeを検討中です。

構成図:

概要:

・8台(もしくは16台)のリレーでギャップ16箇所の導通、非導通を制御します。

 リレーは、DCC信号(交流電源)を検知して自動的にONになります。

・DCC電源にて動作しますので、別電源を準備することは不要です。

 また、アナログ運転時はリレーはオフとなり、パワーパックに負担をかけない回路設計です。

・それぞれのギャップへの電源(各CH出力)は、メインレールのL側、R側からジャンパーピンで選択します。

 また、個別に配線することもできます。


現在、設計を開始したところなので、皆さんのご意見をいただければ幸いです。







2021年11月20日土曜日

MagicBoxのご紹介(2)

 今年の1月から検討しているMagicBoxですが、方針変更もあって時間がかかっています。まず全体像はこの様になっています。

最初の予定通り出力リレー2つでループ線制御に対応できるようにしていますが、最初の目標をループ線制御から往復半自動運転に変更し、今回1出力分のみ部品を実装しています。また新たにパワーパック機能を追加するため、スイッチングレギュレータ回路を設計しました。なお、この回路はレイアウトデコーダKPと部品を共通化するためにモータードライバ(LV8548)などで設計しました。


車両検知に使うMagicSensorは、PitIn-Sと共通です。反射式赤外線センサーで車両の検知を行い、往復運転時の減速をなめらかにします。手前はTOMIXのトラム用レールに取り付けた事例です。


各種設定は、DCCコマンドステーションから行える様にしました。z21、DSair/Bluebox、D101などで確認中です。

現在サポートしているのは CV1等(ロコアドレス)、CV2(減速時の最低電圧)、CV5(最高電圧)ですが、徐々に拡張予定です。


電源投入直後はLEDが点滅し設定モードであることを示します。赤ボタンを押すことで運転モードに移行します。移行した後にCV1などで指定したロコアドレスで操作すると、内蔵したパワーパックでアナログ車両の運転ができます。


こちらはオプションのスロットルです。将来的にはこちらでの運転もサポート予定です。現在テストをしながら開発中で、これからも機能追加・変更があるかもしれません。