2020年2月23日日曜日

EC-Slimの中間T車用室内灯組立

本日は、電車・気動車の編成ごとのDCC化に不可欠な、中間車用(アナログ用)組み立てについて詳しく説明していきたいと思います。EC-Slimの"デコーダレス組立"は、簡単にいうとDCCを電源として使ってそのままLEDを点灯させる方法です。


まずは基本的なところから、説明します。EC-Slimには以下の部品を取り付けてください。NEXT18コネクタは不要です。
・LED1〜6   他の資料でNSSW157T(白色)
・R2,R3    1.5kΩ (2012サイズ)
・ダイオード4本 RD160他

ダイオードはこの位置です。またデコーダは使いませんので、LEDの点灯条件を決めるJP3をハンダボールでショートします。(明るすぎる場合は270Ω〜1.5kΩ抵抗をつけておきます。

また、DCC運転時は12V〜15V程度の安定した交流が供給されますが、アナログ運転では脈流(PWM制御)になります。以下のトマランコンデンサ関係部品をつけると停車時から点灯できます。
・TR    100Ω〜270Ω (1/4W~1/10W品)
・JD      RD160などのチップダイオード
・TC    4.7μF~47μF

取付位置はこちらです。この回路は、TOMIX室内灯ユニットの常点灯回路と類似した構成です。

ここからはそれぞれの車両取り付け方法の説明です。KATOの場合は帯板を半田付けします。今回は KSモデルの燐青銅版 1.5×0.15mm を6cmに切って使いました。ちなみに長さ180mm×4本入っていますので一袋で6両分相当です。


準備した帯板を、EC-Slimのコネクタ側のTrk1/Trk2信号にはんだ付けします。帯板の先端がKATO車両にスムーズに入るように、マスキングテープで固定してはんだ付けするとよいかと思います。


次に取り付ける車両に合わせてどこで曲げるかを決めます。こちらは485系です。

 安定して折り曲げするために、この10mm厚の板を準備しました。
 テープで位置決めして下に折り曲げます。

 ひっくりかえしてさらに曲げます。

 だいたいこんな感じに形を整えます。

 差し込んで点灯試験を行います。

ボディを嵌めて最終チェックです。


次にTOMIX車両です。今回は455系を使います。

集電は、TOMIX純正スプリングを使います。これ以外にも使えるスプリングはあると思います。
 コネクタがない方のTrk端子にはんだをもって、バネを半田付けします。

 15mm程度に伸ばします。

 コネクタの反対側には固定用の1MΩの抵抗を付けます。(1MΩにこだわる必要はないですが、ここを流れる電流は無駄になるだけですので100kΩ以上が良いでしょう)

 このように乗せて、屋根に軽く当たるように抵抗をこころもち持ち上げておきます。

 ボディをかぶせて点灯具合を確認して完成です。


次に、マイクロエース車両への取り付け方法です。TOMIXの幅広室内灯も同様の方法で取り付けられます。

 このような、洋白線(Φ0.3mm)で固定と配線を行います。全長40mm、途中の縦部分の寸法は12mm位がちょうどよいようです。

ちなみにこの洋白線は必要分をまとめてマスキングテープでまとめて曲げると長さが均一になるのでよいかと思います。

このように洋白線をEC-Slimのタブの電極(Trk1,Trk2)にはんだ付けします。洋白線を穴に通してしっかりとはんだ付けするとよいでしょう。


台車のネジを緩めてもう片方をウエイトとメカイスの間にさしこみます。ねじれがないように調整した後、台車のネジを締めると固定されます。ちょうど先端の耳がボディのガラスパーツにあたり左右のブレをおさえます。また、先端が上向きになるようにすればカタカタという音も無くなります。

 点灯確認後、ボディにかぶせて完成です。

これで、DCCサウンドをフル編成で楽しんでいただけると思います!

2020年2月11日火曜日

KATOキハ110のDCCサウンド加工

今回は、Nゲージ KATO キハ110にオープンサウンドデータを載せてみます。キハ110では車体長が短いうえに両運転台となります。でも何とか、デコーダを内向きに取り付ければ入ることが分かりました。


EC-Slimの端のLEDがデコーダで隠れるので、LEDを線で延ばしておきました。(まあここまでこだわらなくもよいかもしれませんが)
 
 スピーカーの置き場所を確保するため、トイレの場所のメカイスをカットします。

反対側の壁もデコーダに当たるのでカットします。

 モーターの端子と集電板の間をテープで絶縁した後、白線で引き出します。必ず、テープの絶縁をテスターで確認してください。

 ここにEC-SlimとLoksoundを載せるとこんな感じです。KATOの室内灯集電板を動力ユニットに差し込み、EC-SlimのTrack1,Track2のタブにはんだ付けします。

 EC-Slimとモータを配線して 分解したボディをかぶせてあたりがないかを確認します。また室内灯点灯と走行を確認します。少し室内灯が明るすぎましたので、この後JP3には1kΩを付けてみました。

 今回一番迷ったのはライトの配線をどう処理するかです。一度分解します。

ヘッドライトのLEDを電球色のものに交換、さらにチップ抵抗を680Ωから270Ωに交換します。実はEC-Slimの両極性に270Ωが入っていますので、明るさを上げるためです。

これまでは下側に金具がでて動力ユニットに通電していましたが、今回はその金具を外して細線で取り出します。

 ボディの長さに合わせて左右をつなぎ、EC-Slimに伸ばす線も追加します。はんだ付けを小さく確実にするにはこのように木の板にテープで固定してから行うとイライラしません。

  先ほどの配線をEC-Slimのどちらかの端にはんだ付けします。スピーカーもトイレの場所に両面テープで貼り付けています。


 このようにスピーカーが隠れます。また反対側のデコーダもLEDを付けたために影はあまりできません。

 さすがに真横からは少し見えてしまいますが、このあたりが限界でしょう。色を塗って目立たなくする方法もあるかと思います。

 これで完成です!。twitterに動画を載せましたのでよろしければ見てサウンドを聞いてください。

追記(2020-1-24)
後日、T車もDCCを搭載しました。
 EC-SlimとLAISDCCを利用しました。

 屋根側の取り付け、電源はオリジナル室内灯と同じ方法です。
  仕上がりもM車と同様です。

2020年2月8日土曜日

E-Slimの室内灯色の考察

本日は、EC-Slimの室内灯のLEDについての考察です。EC-Slimで動力車をDCC化した場合、その他の車両はメーカー標準の室内灯ユニットをそのまま使う場合もあるかと思います。今回は、車体、社内が淡い色の車両(KATO製189系)を使いKATO室内灯ユニットの違いを比べていきたいと思います。

まずは、白色室内灯からです。左の車両はEC-Slimイージーセット相当(LEDは、日亜化学NSSW157T)を使います。電流制限抵抗(R2.R3)は1.5kΩの標準です。右はKATO標準室内灯(11-212 LED室内灯クリア)です。

 構造はこの通り、EC-SlimはLED 6つで直接照明、KATO製品はLEDとアクリル導光板で拡散させます。

 標準で点灯させた場合はこの通り、EC-Slimの方が明るいです。ただ、点発光のためイスに隠れる部分が暗めになり標準品から比べると若干不均一になるのは仕方がありません。

室内から漏れる光を紙にあててみます。 こんな感じです。周囲を暗くしてみます。

 色合いに配慮して部品を選びましたが、このような形で比較するとちょっと青いかもしれません。もともと、白色LEDは青色LEDとそれによって励起される黄色の蛍光体色をまぜて発光させる仕組みですので、太陽の光のように虹色のスペクトルではなく、仕方がないところかと思います。

 また、最後にEC-Slimの方の明るさをちょっと暗めにしてみました。通常JP3を半田でブリッジしますが、このブリッジを外して270Ωに取り換えます。そうしますと、より明るさを合わせることができます。


 さて次は電球色LEDです。EC-Slimは、オフホワイト色LED(OSM-50805C1C)を使いました。右は11-214 LED室内灯クリア(電球色)との比較です。

このじょうたいですとEC-Slimがやはり明るめですが、色合いには差が感じられません。よく見ると椅子の影が若干暗くなるのは白色と同じです。

こちらは、LED室内灯クリアに製品付属のオレンジパーツを装着した場合です。こうしますと、LED室内灯クリア(電球色)の色合いがかなり旧車ぽくなりますね。なお、写真にはありませんが、LED室内灯クリアにオレンジパーツを装着した場合には、LED室内灯クリア(電球色)のオレンジパーツ無しより若干白いかんじでした。


再びオレンジパーツを外して比較した写真です。白色LEDでは明るさに明確な差がありましたが、電球色(ウオームホワイト色)ではほとんど差が感じられないレベルでした。

このようにメーカー標準ユニットになるべく色合いを合わた部品をご紹介しましたが、KATO製品よりは社外品に合わせて明るめにしております。できればデコーダなしの車両にもEC-Slimアナログ版を組み付けていただきたいですが、標準品と組み合わせる場合はJP3のジャンパーを抵抗値にして明るさを調整してつかっていただけばと思います。

また、より編成美を簡単に楽しんでいただけるよう、EC-Slimアナログ版(完成品)の頒布も限定品として検討することにしました。







2020年2月2日日曜日

マイクロエースキハ261系のDCC加工(2)

本日はEC--Slimの車両搭載についての解説です。まずは動力車の加工から、説明します。
 
ボディを外します。右側に黒いパーツが見えますが、簡易運転台のライトが点灯する仕様だったのですね。私はここの点灯にはこだわらないので、取り去ってデコーダの収納スペースにします。
 床下パーツを外します。外側からダイキャストを囲む形ですので台車の近くから拡げるようにして外します。
 
  メカイスを外します。マイクロエースのパーツは、TOMIXと比較してツメが折れやすいので注意して進めてください。 
 モータを引き抜きます。また今回はこの端子にはんだ付けすることにします。
(前回の相鉄9000系ではなぜかはんだ付けが出来ず、バネを仕込んだのですが今回ははんだがのりました )
 
配線がパーツにぶつからないようにはんだ付けは小さく行います。配線はメカイスの色に合わせて赤にしました。
再びモーターに装着します。
 
 モーターをダイキャストに戻し、配線を通す場所を検討します。今回は、窓の間の柱で隠れる図の位置からEC-Slimにつなぐことにしました。該当部にΦ1の穴を二つあけました。
  
組み立て前に、忘れずに透明絶縁板の穴を拡げておきます。
 配線を通して、動力ユニットを元に戻します。配線を集電板に挟んで動力ユニットが正常に(静かに)走行するかを確認してください。
 次はスピーカーです。今回は比較的スペースがあるので、nagodenさんのスピーカーセットを使っています。 
 取り付けは写真のとおりです。集電板にKATOの集電板を半田付けして、デコーダの上を跨ぐように加工しました。細かい手順は以前のブログも参考してください。ちなみに室内灯は通電時点灯(J3を利用)ですが、ちょっと明るすぎたのでチップ抵抗(270Ω)を使って電流をちょっと減らしました。
 
 次にT車です。T車は車端からではなくTOMIX室内灯用の穴から電気を取ることにしました。KATOの集電板をこのように曲げます、高さは1cmになるように曲げています。
  メカイスを一度外して集電板の根元を差し込みます。
EC-Slimの耳たぶのところにはんだ付けします。もう片側は、木工用ボンドで貼り付けたウレタンの上に載せます。
 最後に先頭車です。まずは、分解します。
 
 こちらはヘッドライト、テールライト用にデコーダ(LAISDCC)を使います。
 照明ユニットを分解し、床下に接触するバネをはんだごてで外します。

 さらに上面から4cmほどデコーダにつなぐ配線を付けます。
 ケースに穴を開けてこの配線を通します。
 
 集電部分は、EC-Slimをつけてもよいように、左右に穴を広げます。
 
集電板を差し込んでEC-Slimが入るか確認します。
また、さきほどの照明ユイットに配線を通します。

 EC-Slimを集電板にはんだ付けします。また、照明ユニットの配線もEC-Slimにはんだ付けします。
横から見るとこんな感じです。

この状態でレールに乗せて動作確認を行い、問題なければボディを戻します。
編成にして試走です。肝心のDCCサウンドはtwitterでどうぞ!