2022年6月25日土曜日

飯田線旧型国電でSmileSoundDecoderを試す

 開発中のSmileSoundDecoderの吊り掛けサウンドの試作ができたとDesktopStationさんから連絡がありましたので、nagodenさん開発のSmileDecoder NEXT18版をNゲージ車両で試してみました。


飯田線のクモハ51とクハ47のセットです。模型店で手持ちクモハ52以外の旧型国電を探していると相談したところ、こちらを紹介いただき購入です。日本型の車両セットを買うのは久しぶりです。


M車クモハ51を早速分解です。先日調子が良かったギターピックを使い分解しました。この基板を写真手前のECタイプFに置き換えます。この先、ヘッドライト、テールライト用の導光材(透明パーツ)を無くさないように注意してください。



製品オリジナルLEDを使うため、元の基板から外します。これを壊さずに外すのが難しいです。LEDの足は極端に溶けやすいので、温度設定を下げたはんだごて2本で同時に温めて外していました。それでも熱が加わりすぎて壊れる場合があるかもしれません。


半田面側のテールライトは、ECタイプFのパッドより中央側にはんだ付けします。寸法微調整できるならライトパイプの先端ギリギリを狙っても良いでしょう。


部品面側にも電球色LEDを移設すると共に、TR1,TD1に100Ω抵抗とダイオードをはんだ付けします。こちらはトマランコンデンサの回路になりますが、コンデンサ本体は後で床上に取り付けます。いつも通り、モーター押さえを使ってECタイプF基板を固定します。


ヘッドライト、テールライト、モーターの動作をLAISDCCデコーダを使って確認します。


室内パーツをスマイルサウンドデコーダの形に合わせてカットします。また、前後の柱の付近に配線を通すための穴を開けておきます。


またスピーカー配線と、トマランコンデンサの配線を引き出しておきます。


配線を穴に通して、サウンドを書き込んだSmileSoundDecoderを上から装着します。


トマランコンデンサには電解コンデンサ100uF/25V品2個を使いました。(屋根裏をカットすれば、さらに大きい470μFも搭載できそうですが)


スピーカーはESUのLoksound5添付品です。エンクロージャ(高い方の枠だけ)もESUのものを使い、木工ボンドで床に接着・密閉します。


スピーカー端子が屋根裏にちょっと当たったので、屋根裏部分をカットしました。


走行、ライト、サウンドを確認し、再び屋根を取り付けて完成です。今回は初めてのNゲージDCCにチャレンジされる方にも参考にしていただきたいので、構造が複雑になる屋根裏スピーカーにはしていません。それでも窓割りが細かいのでスピーカーやコンデンサはほとんど気になりません。

あとは、T車クハ47にMT40さんのライト用デコーダ、K-3057RA(片運転台T車用)を組み込んでいきます。


まず分解します、手前の赤い基板がMT40さんのデコーダです。


オリジナルのLEDをデコーダに移植した後、車両に取り付けます。その状態でライト点灯を確認します。デフォルトでのテールライトは「F1」ですので、「F0」だけでは点灯状態にならないのが仕様です。


元に戻す前に、室内パーツのライトスイッチは必ず外してください。残したままですと、デコーダ破損の原因になりますので、


問題なければ、ボディを戻して完成です。このままですと双方の車両が前進でヘッドライト点灯になります。T車の方のCV値を14から15に書き換える(B0の走行方向の反転ビットをオンにする)とM車を頭に前進、後進でライトが正常に切り替わります。

2022年6月4日土曜日

【新ExpBoard】小田急NSE(3100形)のDCCサウンド加工

 本日はこちらの新ExpBoardのご紹介です。


先日オープンサウンドデータが公開された、小田急3100(NSE)用で、2シートで1編成分のセットになっています。左と右は裏返しになっています。


左上の1枚だけM車用でLoksound5NANO用のコネクタがついており、その他はT車用としてアナログ組み立てで使います。先頭車はこのツノに室内灯LEDを搭載しますが、中間車ではミシン目で折って使い分けます。合計12台分ありますが、11両編成で1台分は予備になります。

まずは、基板の組み立てから説明します。

D1は整流用のダイオードでT車用に使います。R1,R2は室内灯LED用の電流制限抵抗ですが、写真のように大きめの2012サイズチップでまたぐようにすれば1個ですむ設計にしています。


室内灯LEDは1台あたり6個つけます。LEDは2012サイズなどから好きな色合いを選んでください。なお、先頭車ではLD6のかわりにLD66(突起部先端)に取り付けて、展望車を照らします。


終わりましたらプリント基板を分割して、1mm幅の集電板(ながさおよそ45mm)をはんだ付けします。KSモデル燐青銅板1.0x0.15ですと一袋で8両分取れます。

さて、M車の改造です。

まず分解します。
モーターの金具を外して配線で引き出します。

モーターを戻して中央から取り出します。

メカイスの裏を這わせて、柱の位置から取り出します。また、車体にデコーダとスピーカーを避けるためにくりぬきます。

ExpBoradにデコーダをつけて、ぶつからないか確認です。



さらに屋根パーツもデコーダの背の高い部品位置に合わせてくりぬきます。


車端の構造です。メカイスの不要な部分をカットしておきます。

スピーカーはloksound5に添付されていた15mm x 11mmを使います。エンクロージャは蓋部分だけ貼り付けておきます。


ExpBoadのレール端子に、0.4φ真鍮線をはんだ付けします。

これを5mmほどの高さにあなるように曲げて、室内灯集電板装着部に差し込みます。ここでテスト走行を実施します。


配線を整えボディを被せます。スピーカーはホロパーツの中に隠れます。


シルエットはこんな感じで、デコーダ、スピーカーは窓から見えません。続けてT車中間車です。



T車も同じ基板ですが、アナログ組み立て(ダイオードブリッジとLED回路)のものを使います。

集電板はメカイスに差し込んだ後、中央側に折り曲げて再度組み立てます。


室内灯の車端部はこのようになります。


M車スピーカーとの連結部は、車体パーツを削って当たらないようにします。さて最後に先頭車です。


車両を分解し、オリジナルの室内灯ライトパイプを外します。最後にこれの代わりにプリント基板を取り付けます。


さて、今回一番の問題はヘッドライト、テールライトのDCC化です。実はこの車両DCCフレンドリのスペースがちょっとあるのですが、そのままでは取り付けできません。今回はFL12をはんだ付けして取り付けました。


蓋を開けても取り付け部が塞がっていますので、超音波カッターなどで広げます。



デコーダとプリント基板に半田をもって、横からはんだ付けします。



2台改造しますが、片方は反対向きしておきます。



これをはめ込んで、最後に蓋を閉めて完成です。


室内灯を後ろから差し込んで最後の組み当てに備えます。


室内灯は屋根のポッチにはまる構造です。この状態で先頭部分を引っ掛けて嵌め込みます。


さきほどの先端のLEDは展望室の中央に来ています。


最後に編成を組んで試運転です。サウンドは、昨日公開されたオープンサウンドデータ(エクスペリメンタルサウンド)小田急NSEです。これでまた、夢が一つ叶いました。