2020年11月20日金曜日

キハ283おおぞらのDCCサウンド加工

 北海道のキハ283系、数年前札幌から函館まで乗車しましたが、先日釧路で久しぶりに見て懐かしくなり、手持ちKATo製品にDCCサウンドデコーダを搭載してみました。

今回はこちら、EC-Slim(エコノミーセット)とヘッドライトのDCC化にはPetitDecoder-KOを使います。

EC-SlimにLEDや抵抗を取り付けます。また、集電にはKSモデルの帯板を使います。こちらは以前ご紹介した記事も参考にしてください。

まずはM車にEC-Slimを取り付けます。このあたりはお決まりの改造方法です。

Loksoundの基板に合わせて帯板を曲げます。高さはいつもより低めの7mmにします。

モーター端子は集電版との間にカプトンテープを貼り付けて絶縁し、細い配線で延します。

Loksoundを取り付けて車体の集電版取り付け部に差し込みます。

モーター配線をEC-Slimのモーター端子(GRY,ORG)にはんだ付けします。ケーブルは窓を避けて隠れるところで立ち上げます。さらにスピーカー配線も付けています。

窓ガラスパーツは、スピーカーの横に来る壁で隠れるところをカットします。

このように窓パーツ厚みの分だけ幅が広がりました。


ボディをはめると、このようにdCCデコーダはほとんど見えません。

T車もいつもと同様にEC-Slimのアナログ組立品を使います。

車体傾斜機能がついているので、板バネの先端は強めに曲げました。

こんな感じで、全体を少し上むきにしておくと、ボディを戻した時に屋根裏に貼り付きます。

いい感じで点灯します。

さて最後に先頭車のデコーダ取り付けです。
まずは、分解です。先頭中央の愛称幕パーツを無くさないように注意しましょう。

PetitDecoder-KOに製品基板から外したLEDと集電板をはんだ付けしています。詳しくは説明書を参照してください。

なお、最後尾側はプリント基板を裏返して部品を取り付けますと、アナログ運転でも走行方向に応じてヘッドライト・テールライトが切り替わります。

今回は、ライトケースとPetitDecoder-KO上のICが当たりますので、ライトケースの一部をカットしています。超音波カッターを使うと簡単に穴を開けられます。

ヘッドライト、テールライト間の遮蔽板もICに当たる部分をニッパでカットしてから取り付けます。


ライトユニットをはめ込み点灯状態を確認します。この後室内灯を取り付けてボディをかぶせます。

これで完成です。今回は、同じエンジンを積んでいると言われている四国2000系(エクスペリメンタルサウンドデータ)を書き込んで試走しました。

DCCフレンドリでなくてもKATO製品ならEC-SlimとPetitDecoder-KOでDCCサウンド化が可能です。サウンドはいつものtwitterでどうぞ。





2020年11月15日日曜日

PitIn-SNのご紹介

 本日は、PitInシリーズの新製品、PitIn-SNのご紹介です。製品はイージーセット(はんだ付け済み半完成キット)についてご紹介します。

お知らせ:

0)PitInシリーズは、電子部品を搭載したプリント基板のままの提供となります。ご利用になるときは絶縁物の上でお使いください。また、故障の原因になりますので、レールへの配線や金属部品などが不用意にプリント基板上の部品に触れないように注意してください。また、設置時や収納時には、電子部品に静電気を与えないように注意してください。

1)PitIn-SNは来週末に頒布を検討していますが、以下ご紹介記事を含めPitIn-SNを使うには別途PitInスタンダードセット(PitIn-RやPitIN-Tを必要数)が必要ですので別途手配願います。現時点でセット販売の予定はありませんのでご了承ください。

2)回転検出部は、繊細な構造になっています。ローラーのゴムタイヤやミラーの曲がりなど使用前に微調整が必要な場合があります。また、車両の載せ方によっても滑らかさが大きく異なります。

3)表示されるスピードには誤差があります。特に、ローラーがスリップする場合には実際の速度より低めの表示になります。

4)ローラーは消耗品です。反対側のローラーはスパーク痕などで、表面が荒れる場合があります。その場合はネジを取り外して2000番以上のやすりで清掃してください。なお、ローラーの劣化は利用環境により極端に異なります。良好な状態であれば問題になりません。

5)また、ローラーに巻いたゴムタイヤも消耗品となります。表面が滑るようになりましたら、KATO、TOMIXの電車用に交換してください。

6)たいへん恐縮ながら、予価は6980円でNゲージM車が買える価格になってしまいます。もっと安くしたいのですが、手作業で組立し模型を使った調整作業を行いますと、これでもきついです(予告なしに変更する場合もあります)。将来ご自身ではんだ付けいただくキットを検討します(記事の最後のPitIn-SP)ので、SMT部品のはんだ付けが可能な方はしばらくお待ちください。

イージーセットに含まれるのは、このように本体と取り付けネジ2本です。これ以外にKATOもしくはTOMIXの直線レール、およびフィーダーケーブル・パワーパック/DCCコマンドステーションを準備してください。

基板上部にあるスタッド(KATO用とTOMIX用で高さ違い)をミシン目を折るように丁寧に外します。

レール中央に2φ程度の穴を開けます。間隔は、81.5mmです。なお、車両の左側を計測ローラーにのせることを前提としていますので、右側に十分なスペースを開けてください。

レールの裏側から付属のネジ(2ミリ長さ8ミリ)で軽く止めます。強く締め過ぎると基板が剃りますので注意してください。

基板の手前にスタッドを差し込みます。KATOレールはKATOの印字があるもの、TOMIXレールはTOMIXの印字があるものを使ってください。取り付けが緩い場合ははんだ付けか接着剤で止めてください。

フィーダーレールをつないで給電します。通電するとLCD表示が点灯し、レール電圧とPWMコントローラの場合はデューティ(パルスのオン・オフ比率)が表示されます。なお、車両が載っていないため、下側列の速度は表示されません。

速度検出部のローラーはこのようになっています。ローラーには車両用ゴムタイヤをはめています。その外側に回転を検出するためのミラー(KATO照明ユニットに付属するアルミテープを加工したもの)を貼り付けています。保管している時にこの部分が曲がる場合がありますので、その時はピンセットなどで微調整してください。

車両を乗せる場合には、ゴムタイヤ側を検出ローラーに乗せるようにしてください。

集電状態を確認しながら、少しずつ速度をあげてください。異音がする場合は、車両の載せ方に問題がある場合が多いです。また、車両の台車ディレールが出っ張っている場合も車輪がローラーにきちんと接触しない場合があります。

開発当初からハイフランジ車両が気になったのでarnoldのクロコダイル(西ドイツ製)を試しましたが、問題なく走行します。

また、DCCの場合は表示が自動的に切り替わり、1行目にDCCのロコアドレスと速度指令をします。2行目は停車時はファンクション表示(F0〜F7)ですがローラーが回転すると自動的にローラー検出による速度表示に切り替わります。DCC状態の表示は、赤ボタンで切り替えできます。詳細はDSWatchを参考にしてください。

PitIn-Sシリーズではより正確に速度を計算させるため、スケール(1/160,1/150,1/148,1/80)を自由に選択できます。赤ボタンを押しながら通電しますと設定画面が表示されますので、青/緑ボタンで切り替えた後赤ボタンで決定してください。一度設定したスケールは再度変更されるまで保存されます。

なお、現在これと合わせて車体の反射光を直接車体に当てる区間速度メーターを追加したPitIn-SP(プロフェッショナル版)も開発中です。でもこちらは、このように基板構造が複雑で、ゲージなどによって組立方が変わります。完成品を頒布するとかなり高価になってしまいますので、現状キットのみの頒布で検討しています。はんだ付けなしで利用する方は、本日ご紹介したPitIn-SNの採用をご検討いただければ幸いです。