2020年4月30日木曜日

【新ExpBoard】KATO C57 DCCサウンド加工(1)

本日は、KATO C57(現行品)のサウンド加工です。今回使うExpBoardはこちらです。

  先日ご紹介したS3/6よりさらに小型化したものです。C57,D51あたりを想定していましたので、手持ちのテンダーを比べてみます。
配線パットはこちらの通りです。赤、黒をレールに、オレンジ、グレーをエンジン側のモーターに、白(点線枠)をヘッドライトLED(カソード側)につなげます。


 手前からD51-498,D51標準、C57四次形、C57一次形となります。今回は初めてなので一番中が広そうなC57一次形に入れることにしました。

 まず、テンダーを外します。

 裏のパーツをつまようじで外します。

 台車を中央寄りにずらすと外れるのですが、引っ掛かるときがあるので丁寧に作業した方が良いです。

 裏側のつめをつまようじで押すと、ボディが外れます。

 サイドのツメを外すと、テンダー上面と石炭パーツが外れます。よく見ると、アルミダイキャストのウエイトはDCCサウンドデコーダ搭載用にくりぬきがあるようですが、このままでは搭載できません。
 

そこでこのオレンジ部分をカットして、スピーカーを前にデコーダを後ろにずらします。

レザーソーを使ったんですが、悪い予感通り指先もちょっとカットしてしまったので、気を取り直して続けます。

 ExpBoardに配線を繋げます。上に載せるデコーダに当たらぬよう薄く仕上げます。

 裏側にはレールからの給電を行うため、ウエイトと接触させる線バネ(0.2Φ洋白線)を半田付けします。

 スピーカーを半田付けします。

 配線とライトを確認するために、LAISDCCデコーダで試します。


 スピーカのエンクロージャを貼り付けます。今回も、nagodenさんのエンクロージャを上面、前面などを現物合わせでカットしたりヤスったりして小型化したものです。

 スピーカーの下面、側面にカプトンテープを貼り付けます。

 このような形で差し込みます。

 ExpBoardの上側からよく見て、配線がウエイトと接触していないか確認します。
 
また、テンダー上面パーツのオレンジ部分は少し出っ張っているのでリューターでカットし、エンクロージャとあたらないようにします。

 テンダーのヘッドライトは抜くとこんな感じです。半分くらいの中さに切って、デコーダ本体とぶつからないようにします。

 きっちり収まりました。なお、フレームの一部をカットして、ExpBoardがなるべく後に来るようにすると入りやすいです。


この状態にくみ上げてモーターをつなげて、テンダー加工は完了です。プログラムを書き込んで、サウンド機能の確認を行いました。

2020年4月25日土曜日

新MP3サウンドデコーダを京急2100形に搭載する(2)

さて本日は、M車以外の加工から説明します。まずは、車両の分解の方法から説明します。


 手持ちはマイクロエースですが、車体のツメが硬いのです。ドアのあたりにツメがありますが、台車を外して爪がうくようにつまようじを差し込みます。台車の中心ピン(ねじ)を一度戻して、左右に揺らしながら引っ張ると床板が外れます。



 先頭車は以前ワンコインデコーダを搭載していましたので、このようにレールおよびライトユニットからの配線が出ていました。
 
 ライトユニットとの配線を確認します。もしゼロから改造するなら、相鉄9000系の先頭車改造が参考になるでしょう。

 戦が短めでしたが、そのままEC-slimのTrk1,Trk2にはんだ付けします。

 今回は京急で車体が短いのでEC-Slimは両端をカットしています。そのためにNEXT18規格デコーダ(LAISDCC製品等)が使えないので、MiniDecoderをEC-Slimに載せました。確実に絶縁するために、カプトンテープの上に載せています。

 ボディをかぶせる前に点灯試験を行います。

ボディをかぶせて、ヘッドライト、テールライト、方向幕などの状態を確認します。余談ですが、社内から赤いシートカバーが見えるのはマイクロエース製品ならではですね!

 残りの中間車の改造に入ります。今回はライトユニットの柱が中途半端な位置でしたのでウエイトに電線をはんだ付けして引き出すことにしました。

柱の中を通して、電線をほどほどの長さにカットします。



EC-Slimにはんだ付けして点灯試験を行います。問題ないことを確認してから柱部分に木工ボンドをつけてずれないように固定します。


とりあえず、これで一編成完成です。 動画は、twitterでどうぞ!

2020年4月18日土曜日

新MP3サウンドデコーダを京急2100形に搭載する(1)

nagodenさんが準備中の「MPサウンドデコーダV6N18」を、京急2100系に搭載してみました。このデコーダは走行音をだせるだけではなく、マイクロSDカードのサウンドを再生することもできるので、自分の好きな音を鳴らすことができます。先行情報はこちらを参照ください。

今回搭載する車両はこちらです、2年ほど前に旧バージョン(V5)を搭載していましたが、Nゲージで車体が狭くデコーダは室内全体を占めており、配線にも苦労しました。

 今回はこれをV6基板とEC-Slimを使って、よりスマートに搭載していきたいと思います。


右がV5、左がV6で半分以下のサイズになっていることが分かります。

今回は設計の段階から参加させていただいておりまして、MP3デコーダとEC-Slimの部品が衝突しないように設計しています。(ただし、安全のために絶縁テープを必ずはさんでください)

EC-Slimはスタンダードセット(nagoden頒布にて取り扱いあり)に白色室内灯を付けたものを使います。さらに、トマランコンデンサ用部品(TR1,TD1)を付けます。電解コンデンサは、MP3サウンドデコーダの添付品をBPUPとGND間に取り付けます。

コンデンサの極性とリードが基板に触れないよう絶縁テープで保護しています。また、この耳たぶの表側パッドをTrk+,Trk-として使うため、赤丸部分をジャンパします。



 スピーカーユニットもMP3デコーダ添付品です。配線を半田付けしておきます。エンクロージャは、1mm角プラバンで枠だけ製作しました。



この枠を車体のドア付近に木工ボンドで貼り付けます。(V5のときも木工ボンドで貼り付けていたのではがすのが簡単でした)


乾いたらスピーカーをのせます。両面テープで貼り付けます。

 EC-Slimの上面でレールからの配線、モーター配線、スピーカー配線を半田付けします。

 横から見るとこんな感じです。


ボディを戻す前に走行試験を行います。

ボディを戻して完成です。現在、Siemensドレミファサウンドを開発中で、よろしければTwitterで動画を見てください。

メモ:CV値設定
cv47 = 5
CV50  = 5
CV58 = 24
CV3  =  8
CV4  = 8
CV48  = 0
CV2=60


2020年4月16日木曜日

【新ExpBoard】S3/6ロイヤルブルーDCCサウンド加工


ドイツの有名なSL S3/6(BR18)、Minitrix製品に搭載できるExpBoard "SL-S3/6"を開発しましたのでご報告です。

まずボードの配線方法について、説明します。

このボード上面にはNEXT18コネクタのほかに、配線パッドが準備されます。このうちTR+.TR-はそれぞれ2つあり、テンダーとエンジンからの配線を別々にはんだ付けできるようにしています。なお、中央部2か所の長孔はテンダー下回りのポッチに沿って基板をスライドできるようにするためです。

まず、基板の裏側にテンダー用LEDを取り付けます。


LEDは基板の端面を向くように付けます。この事例では2012サイズ(サイドビューではない)を横向きにはんだ付けしました。抵抗は1500Ωと抵抗値大き目にしましたが、それでもかなり明るく点灯しました。(この記事の末尾写真をご覧ください)

 次にスピーカーです。今回はnagodenさんの頒布されているスピーカーユニットを使いました。エンクロージャ(タカチ製ケース SW-15)は、事前に高さを詰めて角を取る加工を行っています。これが一番面倒かもしれません。


スピーカーの両面テープでエンクロージャを貼り合わせます。

 これを細いケーブルでSL-S3/6のSP+.SP-にはんだ付けします。

さて、車両の加工に入ります。

テンダーの下側ねじ2本を外しますと、NEM651ソケットなどが見えます。このように、この製品はエンジンドライブ・エンジンモータしかもダイキャストボディで内部にウエイトがないので基板を入れやすいのです。

エンジンからの配線を、基板の根元からカットします。


 テンダーにのせて、下側からの集電ケーブルをTR+.TR-にはんだ付けします。もちろん、赤が進行方向右側(この写真で手前側)に合わせます。

まずは、故障してもダメージが少ないLAISDCC製デコーダを付けて、テールライトのオン、オフ機能を確認します。

エンジンからの配線をSL-S3/6につなげます。このときに、ハンダが盛り上がらないように注意してください。この上にLocksound5microがのりますので。また、今回プラスコモン(右下のDC+)は利用しません。


あと連結棒をおさえる赤いパーツはスピーカーとの当たりを避けるようにカットしてください。

 サウンドデコーダ(ESU Locksound5micro)は確実に絶縁するためにカプトンテープでくるみます。また、さきほどのはんだ付け部分に接触しないことを、念入りに確認してください。
 
テンダーの石炭パーツを外した状態で取り付けます。デコーダを前の方に引っ張りながらお尻を差し込み、スピーカーの位置を整えながら前側を戻します。



試走した後石炭パーツを戻します。また、LED化した後ろ側ライトはこのように明るく光ります。この後ESUのサウンドライブラリからS3/6(BR18)のサウンドをダウンロードして書き込んで、完成です。試走の様子はtwitterでご覧願います。