今回は、KATO C12にDCCサウンドデコーダを搭載します。これまでのKATO蒸気の中で一番小さく、Loksound NANOを搭載するとしてもライト部分を大きく改造しないと困難でしたが、より全長が短い新型NANO(68928 LokSound NANO NEXT18 )が入手できましたので、搭載加工を始めました。
なお、オープンサウンドデータは、TRAINOホームページからダウンロード可能です。
まずは、キャブを外します。このキャブの中にデコーダを搭載します。
さらに分解を進めます。最近の製品は、部品も繊細になっていますので構造について十分理解した上で進める必要があります。
早速デコーダを当ててみましたが、2mmほどはみ出してしまうようです。
左右のダイキャストも分解します。これらはブッシュで圧入されているだけですが、これが意外と硬いです。
デコーダ基板が入るように2mmほど当たるところをステンレス用かなのこや、やすりで加工します。
再び動力ユニットを組み立てます。
デコーダを当ててみて、今度は入ることを確認しました。(写真ではコネクタ側が後ろにきていますが搭載時は前側に変更しています)。
問題は、NEXT18コネクタの配線です。ExpBoardを使うと高さ方向の寸法が厳しくなるのがわかっていたので、リセプタクルに直接配線することにしました。さすがにこのままだと厳しいので、未使用ピンの一部を抜いて配線しやすくします。さらに、片側は先端をカットしてデコーダ全長を伸ばさないようにします。
そこにケーブルをはんだ付けしていきます。ちなみに、この写真だと赤、オレンジが短絡しており、後で修正しています。
この自作アダプタを、モーター近くに配置します。
スピーカーはいつもの小型タイプ(14mmX9mm)、エンクロージャはC12のキャブ空間に合わせた専用品を製作しています。なお、エンクロージャを板だけにするとキャブ内一部をシースルー化することも可能ですが、今回は音量・音質重視で進めることにしました。
黒にぬってから、セメダインスーパーX黒色で接着しました。
スピーカーユニットのの高さが問題ないか確認します。搭載時には実絶縁テープが間に入るので多少余裕が必要です。
超音波カッターで、ボイラー部のディテールをカットします。ナイフが入れにくいので超音波カッターで一発勝負に出ました。
キャブの床とモーター下部にカプトンテープを貼り付け、絶縁します。
デコーダとスピーカーをつなぎます。集電配線は、モータの配線に使われていた燐青銅板を再利用します。その他収まる形に合わせて配線を調整し各所をカプトンテープで絶縁します。
モーター配線も繋いだ後、一度サウンドと走行を試します。
次に、ライト基板の加工です。LEDのアノードをボディ側、カソードにデコーダ配線を繋げるようにパターンカットを行います。
アナログ基板をそのままDCC化するとLEDが眩しいので560Ωを1kΩに変更しています。回路の説明は省略します(LokSoundの説明書にも記載されています)
なお、エンジン側にはプリント基板から真下にデコーダへの配線を通す穴を開けておきます。
搭載前にユニットを再点検します。特に短絡はデコーダを壊す可能性が高いので、慎重におこないます。
乗せたら、ライト配線(白、黄色)は後ろに延ばしておきます。
エンジンを取り付ける時に、さきほどの穴からライト基板への配線を通します。
なお、ヘッドライト用ライトパイプと前面ランボードは先につけておいてください。
全機能をチェックします。最初はここでバック走行できずに、配線の短絡に気付きました。
さて、あとはキャブの加工です。
石炭取り出し口や石炭下部分を大きくくり抜きます。その時に、キャブ屋根もライト基板の部品に合わせて遮光壁があるので、抵抗、配線を追加した場所をカットしておきます。
キャブとその後ろ部分はロックが甘くなったので木工ボンドで接着します。また、ライトパイプは剥き出しになるので、側面を銀色で塗装しておきます。
キャブ後部だけ、取り付けてみて様子を見ます。テールライトパーツの近くまでエンクロージャが来ています。また、デコーダからライト配線が白、黄色で目立つので黒マジックでぬっておきます。
後側ヘッドライトは、横から見ると前側より暗めですね、正面から見ると明るいですが、
試運転の様子です。いろいろと苦労がありましたが、音量も思った以上にでていて、満足です。