2020年8月10日月曜日

MP3サウンドデコーダV6SEを試してみる

現在、nagodenさんが開発中の新しいMP3デコーダの試作品を試しましたので、ご報告です。今回の目玉はなんといってもTRAINOのE-Slimに外形を合わせて室内灯ユニット感覚で搭載できることです!



真ん中の小型ユニットが、半年ほど前にレリースされたMP3サウンドデコーダV6です。V6についてもブログでご紹介済みです。その手前が今回のV6SE(Slim Edition)で、この細い本体を実現するために、マイクロSDカードスロット方式をやめてメモリICを実装、マイクロUSBコネクタでデータを書き込めるようにしたことです。

EC-Slimと同じ設計思想ですので、よりシンプルな配線でNゲージ車両にフィットします。本日のご紹介は、さらにTRAINO製品であるEC-タイプF(フロアタイプ)と組み合わせてキハ35に取り付けてみます。

まずは、EC-タイプFを中継に使いますので、配線パッドから細い線を引き出します(LEDとチップ抵抗は取り付け済みです)。写真左側から、ヘッドライト(テールライト=緑、ヘッドライト=白)、モーター(黒)、DC+(青)となります。

 この基板をキハ35に取り付けます。今回はテスト用にT車を使いますのでさきほどのモーター配線は外しています。

 メカイスは、真ん中のスイッチを外しておきます。

集電は室内灯ユニットと同様の方法にしますので、集電金具を装着します。手持ちがない場合にはTカンパニーから発売されているパーツを購入されるのが間違いないです。

さきほどの配線3本(ヘッドライト、テールライト、DC+)をスイッチの穴を通します。

メカイスを床板にはめると、このようになります。

次にデコーダの位置を考えます。

屋根裏の不要なパーツを外し、基板の位置が見えるようにします。

室内灯ユニット取り付けパーツの先端をカットしておきます。

今回は、帯板ではなく0.5mm真鍮線をはんだ付けしました。

その先端を下に曲げてさきほどの集電板に挟みこむ予定です。

全体はこんな感じです。

試しに点灯すると、やはりUSBコネクタが窓から見えてしまいます。

よくみると、耳たぶの部分がボディに当たっています。

 この耳たぶをニッパでカットして屋根裏付近に持ち上げます。

スピーカーはDesktopstationさんから提供いただいたCUIオーディオのものを使います。キハ35は床板がシンプルなので大きなスピーカーでも無加工で取り付けできます。

 ライト配線とスピーカー配線をデコーダの上面でできることは小さいNゲージでは大変なメリットですね。

 ボディをかぶせる前の最終確認です。今回は電解コンデンサを運転室後ろにつけましたが工夫すればもっと目だだなくできるでしょう。

 ボディをかぶせて位置を微調整します。


最後に屋根をかぶせて完成です。

なお、MP3サウンドデコーダの詳細はさきほどのリンクにありますが、特徴を簡単にまとめておきます。

・圧倒的な低価格のサウンドデコーダとなります。既発売のV6は3600円なので、ここに室内灯とMP3用フラッシュメモリを加えた金額になると思います。

・室内灯はEC-Slim同様常時点灯からAUX1AUX2制御にジャンパで変更可能です。その他 M車用のデコーダとしての機能(モーター制御およびBEMF)、ヘッドライト、テールライト)はすべて入っています。

・吊りかけ音、ディーゼル音のほかへのへのもへじも開発に参加した京急2100サウンドもあります。プログラミングの技術があれば、走行音もオリジナルにすることができます。(arduinoやC言語の知識が必要になります)

・ファンクション音も入っていますが、ここはマイクロUSBコネクタでパソコンと繋いで入れ替えることができます。MP3フォーマットであれば長い音楽でも再生できます。この入れ替えにはプログラミングの知識は不要です。個人的にはO田急のミュージックフォンを入れたいですね!

現在、量産に向けて改良を検討中とのことで、正式版がでるのを楽しみにしています。


2020年8月9日日曜日

JR E233系(相鉄乗り入れ車)DCCサウンド加工

 先日発売された、KATO JR233系7000番台を、定番のEC-Slimを使ってDCCサウンド化(+ヘッドライト、テールライトのDCC化、アナログ室内灯整備)を行いました。なお、FL12は接触不良があったりアナログ運転に対応していないので、ライト関係はLAISDCCのNEXT18タイプを使っています。まずは、今回の改造で必要となる部材についてまとめます。
  • EC-Slim エコノミーセット 2セット 3960円
  • EC-Slim スタンダードセット(もしくはイージーセット)1セット 1380円
  • LED  NSSW157(20個入)×3セット 600円
  • ダイオード RB160等 10個入✖️3セット  450円
  • 1.5kΩ(2012もしくは1608サイズ)500円
  • KSモデル帯板(1.5mm幅)✖️2セット 500円
ここまでで、7000円位になると思います。この他に以下のDCCデコーダが必要です。
  • LAISDCC  デコーダ NEXT18×2個
  • Loksound5 micro 


まずはEC-Slimの説明です。M車と先頭車2両にはNEXT18コネクタ付を使います。また、残りの7両はアナログ組み立てです。組み立てについてはこちらの説明書を参照ください。

なお私の好みで暗めに点灯させるので、JP3はそのまま短絡せずに1.5kΩを取り付けて照度を調整しています。

今回はKATO製品ですので、KATO室内灯と同様の取り付けにします。M車もイージーセットのケーブル配線ではなく、この集電板方式で統一します。いつもの、KSモデルの帯板(1.5mm幅0.15mm厚)を3分割するとちょうど60mmの長さになりちょうどよい長さです。これを20個準備します。

 帯板がEC-Slimの耳たぶ部分と並行になるように、ジグを作っています。

テーブで押さえます。EC-Slimの耳たぶ片側2箇所に予備ハンダを流します。

このように重ねて、上からコテを当てると下側の予備ハンダが溶けて綺麗に帯板に流れます。

10台分完成です。

T車の取り付けを開始します。そして、Ec-Slimが車体中央にくるように並べます。

E-SLimの先端10mm部分に一つ目の折り目がきます。

板厚は10mmなので10mmの高さで2つ目の折り目がきます。最後に先端10mmほどを軽く下側におりまげておきます。

これを車体に取り付けますが、ボディの裏に軽く当てるために水平にする必要はないです。

車体にとりつけて点灯試験です。

次に先頭車です。ボディを外して構造を確認します。

メカイスを床下からはずしますが、画面中央のツメが硬いので、すきまに(自分の)爪を挟み込んで外してください。

DCCフレンドリ構造のライトユニットがでてきます。集電板との間の金具は使用しません。


メカ椅子には、先頭車仕切りの直後に穴を開けておきます。

ライト基板の上面には片側に接点がつたつありますが、そこをつなぐようにして配線を伸ばします。FL12が差し込まれる接点にはカプトンテープなどを貼り付けてレールからの集電板がふれないように養生します。

メカ椅子側にはめて事前チェックを行います。

先に配線をメカイスの穴に通します。

ライト基板を元の床板に戻しながら、

メカイスを床板に戻します。このときにウエイトを入れ忘れないようにしてください。

メカイスをもどしなら、配線を整えておきます。

LAISDCCをつけて、EC-Slimを取り付けます。

配線は、eC-SlimのヘッドライトLEDの取り付け位置にはんだ付けします。両極性回路が搭載されていますので、2本だけ配線すればDCCに切り替えできるのです。ここであやさんの両極性回路のメリットがよくわかります。

なお、もう一両の先頭車については、ケーブルのはんだ付けを逆にしておけば、CV値で反転設定させる必要はありません。

最後に動力車です。このようにT車同様に帯板がついています。

帯板は、デコーダーの形に合わせて曲げます。

EM13形のアダプタは、モーターにつながる「GAY」「ORG」のみ配線を延ばしてください。

台車を外して、車両に差し込みます。

ケーブルを床下パーツの位置から立ち上げて、EC-Slimの「GRY」「ORG」にはんだ付けしてください。配線をちょっと長めにしておくと、ドアの戸袋に隠れて配線がみえません。

最後にEC-Slimの先端をニッパでカット、いつものnagodenさんスピーカーにプラ板エンクロージャを付けて配線します。
オープンサウンドデータを書き込んで完成です。9000系に続いて、相鉄乗り入れ車のDCCサウンド化が完成です。室内灯を暗めにしたことで、9000系と違った室内灯色も再現できました。走行の様子はいつものtwitterにのせました。