2024年8月24日土曜日

【新ExpBoard】箱根登山鉄道1000形のDCCサウンド加工

 本日は、こちらです。


箱根登山鉄道1000形です。(こちらはすでに改造を終えた写真です)


ExpBoadはこの車両専用に製作したもので、こちらをT車に搭載し必要な配線をM車に延ばします。

早速、改造手順を説明します。今回は旧動力をつかいましたので、最近の製品とは多少構造が異なると思います。また、T車の床は下回りの上に載っているだけで固定されていません。


ウエイト(動力ユニット)を床から外します。爪でロックされているので、隙間に時計ドライバなどを差し込みます。

ウエイトを左右に分けます。このときにモータースプリングウオームを曲げないように注意してください。



モーターの端子をウエイトに接触しないようにカットした後、配線を取り出します。



なお、このモーターカバーの上面には、配線を通すための溝を切ったほうがよいでしょう。(ボディとウエイトの間の隙間があまりないので、ここを加工するのが一番楽でしょう)


念のため、モーター端子があたりそうなところにはカプトンテープを貼り付けます。


ウエイトを合わせるとこのようになります。


ライト基板から、左右のレール配線とヘッドライト配線を取り出します。


溝にそって配線をはわせ、テープで固定しておきます。



連結面の窓ガラスを外してこれら5本の配線を通してから元に戻します。


さてT車に搭載するExpBoradの加工に入ります。基板はこのように車体の構造に合わせた設計になっています。

まず、基板裏側がウエイトに接触しないように、この位置にカプトンテープを貼ります。


床板パーツからライトケースだけをカットして再利用します。


燐青銅線などで使った集電バネをはんだ付けし、下側に折り曲げてウエイトに接触させます。


M車からの配線をExpBoradにはんだ付けしたあとテープで仮組みします。


今回は室内シースルーをあきらめていますので大きめのスピーカーユニット(CUIオーディオ社)を採用しました。配線した後に車両を手で押さえながらライト、サウンド、モーターの機能を確認します。また、SmileSound MINIを使いますので、470uFの大きめなコンデンサをパッドに取り付けます。



問題がなければ、T車のボディの窓を通してはんだ付けし直しします。


ボディの裏に基板をはめて、浮いているところがないかを確認した後、下回りをはめて完成です。


スピードメーターを使いながらモーター調整を行いまして完成としました。スプリングウオームはいろいろと調整が難しいこと、また今回使った音源が別車種であることなど、改良基板ができたら再調整する予定です。


箱根登山鉄道1000形のSmilesoundが公開されましたので、音源を入れ替えました。


CV値メモ

CV2=45,CV5=80,CV6=60,CV10=2,CV64=32,CV65=100

2024年8月14日水曜日

LayoutDecoder-UYとMagicBox IIのご紹介

(1)始まり
昨年のJAMにて「うみ電☆やま電」さんと箱根登山鉄道レイアウトの話をしてから1年間、紆余曲折がありましたが、明後日からのJAMにて一部を公開させていただくことなりました。現場でもマニュアルが必要になるとおもいますので、そのペーパーレス化を兼ねての投稿です。まず、主力の新製品はこちらの2台です。

左は新規開発したLayoutDecoder-UY、右はMagicBox IIとなります。それぞれマイコンを搭載したDCC制御機器になります。(ただし、今回はLayoutdecoderのDCC機能は使いません)

こちらは、JAM直前の工事状況です。適用するのは2駅分で左手が小涌谷駅、右が(仮)強羅駅になります。まだ彫刻の森美術館前はありませんが、あとで挿入可能なシステムになっています。

(2)システム構成
システム全体の構成はこちらです。LayoutDecoder-UYで分散制御しつつ、DCCを使って全区間を統合化する第一歩です。(ただし、現時点で車両はアナログです)

それぞれの駅モジュールにLayoutDecoder-UYを取り付け、モジュールの裏面でレール配線(ギャップ)、センサーやポイントの配線を完結できます。ボード外(MagicBoxⅡ)への接続は信号配線(4P)と走行用電源だけになりますので、セットアップも効率化できるはずです。なお、今回MagicBoxをDCC給電で動かしますが、LayoutDecoder-UYはAC/DCアダプタを付けてDCC化は見送っています。

(3)強羅駅の制御

まずは、強羅駅の動きを説明します。強羅駅には5つの状態(1番線入線、2番線へ入れ替え、小涌谷駅のホームが空いたら発車する)を事前に定義し、動きを再現します。これらの動作設定は、DCCのCV値変更を予定しています。

 多くのデータを投入するために事前にエクセルでCV値を計算しその値を投入する仕組みにしました。今回は繁忙期用に2番線も使う設定ですが、センサー4にスイッチを付けてバイパスすることで、入れ替えなしでの発車も実現できそうです。

センサはCDS(秋月CDSセル1MΩ)を使うことが多いので、コンパレータ回路を基板化しました。LDUYの端子台にねじ止めし、中央のボリュームで感度を調整できます。


(4)小涌谷駅の制御

 次に、小涌谷駅の説明です。


 小涌谷駅はちょっと複雑でして、全体を入線時と出発時にわけています。また、4つある赤LEDのうち2つは左側(強羅側)運転の状態、右2つは右側(箱根湯本側)の状態を示します。

今回は、小涌谷駅から先は従来システム(マイスターコントローラ)ですので、ポイント出力4番を停車信号(発車許可信号)に割り当てました。

それぞれの発車許可信号をセンサ通過まで保持し、両方発車完了後に入線可能に戻すのがちょっと厄介でした。こちらの動作はCV値設定だけでは実現できず、専用プログラムになります。

(5)MagicBoxによる運転

 最後に、MagicBoxⅡについて説明します。MagicBoxⅡは、以前製品化したMagicBoxにLayoutDecoder-UYを接続できるようにしたものです。

今回は、「DCCで操作するアナログパワーパック」として使います。内蔵パワーパックの出力は、基板中央の赤LEDの強弱でおよそ分かります。


また、MagicBoxは上のLDUYからの出発信号によって走行方向、停車や徐行を自動的に行います。DCCスロットルを上げておけば自動運転可能ですが、やはり自分で運転したいですし想定外のことも多々?ありますので、必要に応じて減速したりバックしたりできます。

上記の通り試走までは確認していますが、JAMの大舞台では何が起きるかはわかりません!


2024年8月13日火曜日

RhB R-w丸太積み荷のソフトウェザリング

本日はDCC関連ではございません。久しぶりにウェザリングの話です。

先日の
、RhB R-w(丸太搭載車)の小加工が好評でしたので、こちらにまとめます。

メーカーホームページからお借りした写真です。今回は、こちらを他の未加工の製品とバランスをとれる範囲で、また完全リアルを追求した作品ではなく、いつでも同等加工が再現できる範囲で加工してみます。


目標はこちらの、実車の写真です。


加工前の丸太パーツです。シンプルな円筒形の組み合わせて、あとはユーザーに加工を委ねているように思えます。

何通りか試してこちらを使っています。

  •  プラサフグレー
  •  塗料(橙色、ライトブラウン)
  • 艶消しスプレー
  • パステル(黄土色のNOUBEL052
  • (リターダーシンナー) 


丸太パーツにはグレーのサフェーザーを薄く吹いて木の皮を表現、薄め液を付けた綿棒で一部のサフェーザーを剥がしカッターで樹脂を剥き出しにして枝分かれ部を表現します。その後、オレンジとライトブラウンを2:1くらいで調色し端面に薄く塗り、最後に艶消しクリアスプレーで仕上げます。

床部分も一度取り外し、艶消しスプレーで、パステルの食いつきをよくします。


最終的な仕上がりはこちらです。暇をみて、丸太を縛るロープも追加したいところです。