TRAINOのローラー運転台、PitInシリーズ・スタンダードセット 量産品のご紹介です。
始めに(注意事項)
- この製品はプリント基板を素材として、半田付けで組み立てることを前提としています。接着剤では通電性能を保証できませんので、半田付けの経験がない方にはお勧めしません。完成品の展開も予定していますので、それまでお待ちください。
- PitIn-Rの回転性能、通電性能はベアリングの性能や組み立て方にも関連します。集電性能も同様で、またレールの種類や取り付け方にも依存することをご了承願います。
- ロッド駆動の軽量SL(KATO 8620等)を利用する場合は、動輪と車体フレーム間の隙間分車輪が前後することで、車両が若干ふらつく場合がありますが、調整不良ではありません。
- PitIn-Cを利用するときは、車両の飛び出しが考えられますので、必ず片手で押さえて利用してください。また、利用されるクリーニングパッドの厚みによって、組み付け時の角度調整が必要になる場合があります。
- PitIn-Rは、近年の国産Nゲージに合わせて設計しています。フランジが高い車両では、ローラー部にうまく載らない場合があります。必要に応じて、サイドパーツにやすりがけをしてください。(組み立てた後でも可能)
まず、完成状態を先に説明します。スタンダードセットは、ローラー運転台(PitIn-R)4個とタイヤクリーナ(PitIn-C)1個分のキットです。
キットはこのような形で提供します。ボールベアリング(620ベアリング 外径6mm内径2mm厚み2.5mm、16個)およびクリーニングに使うキッチンペーパー、それを止めるクリップは含まれませんので、別途準備してください。
ローラー取り付け部のパーツをご紹介します。上が組み立て時の上面・外面になります。左側のベースパーツ上面には通電状態を表示するためのチップLEDと抵抗のパッドがありますが、利用される方への細かい説明は不要かと思いますので今回は割愛させていただきます。
まず、ベアリングを取り付けます。ワッシャ(通電補助のために必要)を先に通し、ベアリングを通した後再度パーツの「F」の刻印がある面にネジ止めします。ネジが通りにくい場合は指で押しこむか、木槌で軽く叩いてください。F側取り付け穴の周囲は、ボールベアリング外周が基板に当たらないようにわずかにハンダでもりあげています。逆につけると基板に接触して回転が鈍くなる可能性があります。取り付け穴には軽くタップを切っていますので、それに合わせてねじ止めしてください。
追記:
ネジを締め込んで固くなる場合は取り付け部のパッドに少しハンダを盛ってください。また、集電性能より回転の滑らかさを優先する場合は、ワッシャーを外してください。なお、ワッシャーがない場合には、ボールベアリング内部で発生するスパークで、回転がざらつくようになる場合があります。その時は新しいベアリングに交換してください。
ネジ止めが終わったら、ローラが軽く回転することを確認してください。引っかかりがある場合は、一度外して異物が付着していないか、確認してください。もしネジが垂直でない場合は垂直になるように癖をつけてください。それでも直らなければ、予備の基板を利用してください。その後に、サイドパーツをベースパーツに差し込みます。品番("PitIn-R")が書いてある方が下面になります。
両方差し込みましたら、この状態で一度レールに乗せて試してみてください。TOMIXレールで試す場合は、ベアリング取り付け基板が垂直になるように注意してください。(広がった状態ですと、車輪が外れて落ちる場合があります)
基板が垂直に、また根元までしっかり差し込まれているのを確認して、はんだで固定します。はんだ付けするのは裏面の内側のみです。はんだ付けが終わったら、レールにきちんとはまることを確認してください。
また、フランジが高い車両を利用する場合は、写真の赤マジック部を金やすりで削ってください。
次に、PitIn-Cの組み立てです。
両脇のパーツを外した後、小さなパーツ(ロック板)の部分の端面を320〜800番のサンドペーパーで整えてください。
両脇のパーツの足もやすりがけします。
さきほどのやすりがけしたパーツを、ラジオペンチ等で根元から折ります。
両脇のパーツを差し込んで、裏側から飛び出てないことを確認してください。
裏返して、足の根元をはんだ付けします。なお、こちらは少し厚手の「リードクッキングペーパー(ライオン製)」を想定して設計していますので、ティッシュペーパーなど薄手のものを利用する場合は、車輪が乗る板の間隔をすぼめて、内側が9mmになるように、調整してください。
裏返して、小さなパーツ(ロック板)をはんだ付けしてください。
レールに載せて、このロック板がレールの枕木の間に嵌ることを確認してください。
2cm角に切ったクニーリングパッドを、クリップで固定します。
利用時のイメージです。PitIn-Cの鍵部分にPItIn-Rを置けば、軸距離が短いボギー台車でも清掃することができます。各社の専用クリーナー液を使ってクニーリングすることをお勧めします。