2020年9月27日日曜日

【新ExpBoard】KATO9600DCCサウンド加工(1)

9600用ExpBoardが試作品が完成しましたので、早速こちらを使って加工を始めます。

まず使用するExpBoard SL-9600はこちらです。NEX18コネクタをはんだ付けしておきます。

9600のテンダーを分解します。後ろ側のはしごを最初に外さないと引っかかります。

テンダーボディの床を、Locksound5microが入るように繰り抜きます。

今回から超音波カッターを導入したので、かなり時間短縮できました。

ExpBoardを当ててみて浮き上がりがないか確認します。この基板は、ライト基板取り付けネジを再利用しています。

また上側からみて、コネクタが上面にきちんと出ていることと、テールライト端子が見えることも確認します。(ただし、今回は利用しません)

石炭パーツは、DCCデコーダに当たる後側をカット、またサイドもスピーカーに合わせてカットします。

今回も、DesktopStationさん作成のエンクロージャーを利用します。

全体のバランスを見て問題なければ、組み立てに入ります。

スピーカーにエンクロージャを接着し、配線を取り出します。金属部には念のため、カプトンテープを貼り付けます。

ExpBoardにライト基板の端子を移植します。また、配線を取り出します。青がスピーカー、黒がモーター、茶色がヘッドライト配線です。


仮配線の状態で、モーターとサウンドを確認します。

下回り(台車)は無加工ですが、集電を強化するために一番後ろのタイヤからも集電するよう麟青銅線を延長します。


組み立てサウンドを確認します。後は、エンジン側との接続です。










2020年9月12日土曜日

タイプTバージョンアップ版とDesktopStation製エンクロージャを試す

ExpBoardタイプT(小改良版V1)と、DesktopStationさんのエンクロージャのテスト報告です。

 6月に改造したTGV Lyriaを分解して、基板を外します。上が今顔のV1下が前回のV0です。違いはコネクタを先頭側に少し移動したことと、連結側の端子をスピーカー用にしたことです。詳しくは説明書を参照してください。

組み立ては簡単で、LEDのチップ抵抗とLED2個(ヘッドライト、テールライト)を前回品同様はんだ付けします。早速車体に取り付けます。

 エンクロージャは、DesktopStationさんに試作いただいたものです。前回の8620に搭載したものは赤でしたが、今回は白ですのでだいぶ目立たないでしょう。まあ、今回は見えない位置なので無関係ですが、

前回搭載したものと条件を合わせるために、同じスピーカー(nagodenさん頒布品)です。左が今回のもの、右が以前プラバンをカットして搭載していたものです。

スピーカーにはボデイ内側の出っ張りを逃げる浅い溝をつけていただきました。これが3Dデータ設計上大変だったとのことです。今回もスピーカーは載せただけ、ボディを戻すまでずれないよう、マスキングテープで仮固定しました。今回の新基板から配線用パッドを準備しているので、そこと配線すると確実になるでしょう。

さてこの状態で試運転、問題なく音がでることを確認し戻します。この後、試聴しましたが、ESUで出している音源が高音のみ(しかも電子音に違い)なので、エンクロージャ更新による違いははっきりしませんでした。すでに、別の車両用に異形エンクロージャの試作品もいただいているので、そちらで検証を進めます。



2020年9月8日火曜日

PitIn-T(テンダー台)の組み立て方法

PitInスタンダードセットには、多くの皆さんに興味を持っていただき、ありがたいです。本日は、PitIn-T(SLテンダー用)の組み立て方をご紹介します。なお、PitIn-Tは奥まった位置にはんだ付けをする必要があり、完成品のみの頒布とするかどうか、検討しております。


まずPitIn-Tの基板の中央を割って、ミシン目にペーパーをかけてください。

上面にくる基板の裏側に、チップ抵抗(10kΩ程度)をはんだ付けします。

基板を表側に戻し、方向表示用LEDをはんだ付けします。双方ともアノード(+側)が左です。

下側基板の横についている柱を、印刷の位置でニッパでカットします。

両方ともカットしたら、床板をペーパーで整えます。

さきほどカットした柱を床板にはんだ付けします。パーツは上下で形状が違います。こちらは上側ポッチが一つのタイプを取り付けます。

反対側にも足をつけます。こちらも、シルク印刷でポッチが付いている方を下にします。

上板を柱に乗せます。さきほどの足が上面の穴から見えることを確認してください。

柱と上面基板をはんだ付けします。ここからの半田付けには先の細いコテが必要です。

反対側もはんだ付けします。

全体をみて、歪みや傾きがないことを確認します。

ねじれがなければ、未半田部分をはんだ付けしていきます。

これで完成です。通電してLEDが点灯しすることを確認してください。DCCであれば、両方点灯します。


試運転をしてみました。日本型はエンジンドライブでテンダーをこの基板に載せますが、逆にテンダードライブの機関車ではエンジンを乗せてもよいと思います。ただし、ロッドは回転しません。当たり前ですが!

2020年9月2日水曜日

PitInスタンダードセットの組み立て方法

TRAINOのローラー運転台、PitInシリーズ・スタンダードセット 量産品のご紹介です。

始めに(注意事項)

  1. この製品はプリント基板を素材として、半田付けで組み立てることを前提としています。接着剤では通電性能を保証できませんので、半田付けの経験がない方にはお勧めしません。完成品の展開も予定していますので、それまでお待ちください。
  2. PitIn-Rの回転性能、通電性能はベアリングの性能や組み立て方にも関連します。集電性能も同様で、またレールの種類や取り付け方にも依存することをご了承願います。
  3. ロッド駆動の軽量SL(KATO 8620等)を利用する場合は、動輪と車体フレーム間の隙間分車輪が前後することで、車両が若干ふらつく場合がありますが、調整不良ではありません。
  4. PitIn-Cを利用するときは、車両の飛び出しが考えられますので、必ず片手で押さえて利用してください。また、利用されるクリーニングパッドの厚みによって、組み付け時の角度調整が必要になる場合があります。
  5. PitIn-Rは、近年の国産Nゲージに合わせて設計しています。フランジが高い車両では、ローラー部にうまく載らない場合があります。必要に応じて、サイドパーツにやすりがけをしてください。(組み立てた後でも可能)

まず、完成状態を先に説明します。スタンダードセットは、ローラー運転台(PitIn-R)4個とタイヤクリーナ(PitIn-C)1個分のキットです。

キットはこのような形で提供します。ボールベアリング(620ベアリング 外径6mm内径2mm厚み2.5mm、16個)およびクリーニングに使うキッチンペーパー、それを止めるクリップは含まれませんので、別途準備してください。

ローラー取り付け部のパーツをご紹介します。上が組み立て時の上面・外面になります。左側のベースパーツ上面には通電状態を表示するためのチップLEDと抵抗のパッドがありますが、利用される方への細かい説明は不要かと思いますので今回は割愛させていただきます。

まず、ベアリングを取り付けます。ワッシャ(通電補助のために必要)を先に通し、ベアリングを通した後再度パーツの「F」の刻印がある面にネジ止めします。ネジが通りにくい場合は指で押しこむか、木槌で軽く叩いてください。F側取り付け穴の周囲は、ボールベアリング外周が基板に当たらないようにわずかにハンダでもりあげています。逆につけると基板に接触して回転が鈍くなる可能性があります。取り付け穴には軽くタップを切っていますので、それに合わせてねじ止めしてください。

追記:
ネジを締め込んで固くなる場合は取り付け部のパッドに少しハンダを盛ってください。また、集電性能より回転の滑らかさを優先する場合は、ワッシャーを外してください。なお、ワッシャーがない場合には、ボールベアリング内部で発生するスパークで、回転がざらつくようになる場合があります。その時は新しいベアリングに交換してください。

ネジ止めが終わったら、ローラが軽く回転することを確認してください。引っかかりがある場合は、一度外して異物が付着していないか、確認してください。もしネジが垂直でない場合は垂直になるように癖をつけてください。それでも直らなければ、予備の基板を利用してください。その後に、サイドパーツをベースパーツに差し込みます。品番("PitIn-R")が書いてある方が下面になります。

両方差し込みましたら、この状態で一度レールに乗せて試してみてください。TOMIXレールで試す場合は、ベアリング取り付け基板が垂直になるように注意してください。(広がった状態ですと、車輪が外れて落ちる場合があります)

基板が垂直に、また根元までしっかり差し込まれているのを確認して、はんだで固定します。はんだ付けするのは裏面の内側のみです。はんだ付けが終わったら、レールにきちんとはまることを確認してください。

また、フランジが高い車両を利用する場合は、写真の赤マジック部を金やすりで削ってください。

次に、PitIn-Cの組み立てです。

 両脇のパーツを外した後、小さなパーツ(ロック板)の部分の端面を320〜800番のサンドペーパーで整えてください。

 両脇のパーツの足もやすりがけします。

さきほどのやすりがけしたパーツを、ラジオペンチ等で根元から折ります。

 両脇のパーツを差し込んで、裏側から飛び出てないことを確認してください。

裏返して、足の根元をはんだ付けします。なお、こちらは少し厚手の「リードクッキングペーパー(ライオン製)」を想定して設計していますので、ティッシュペーパーなど薄手のものを利用する場合は、車輪が乗る板の間隔をすぼめて、内側が9mmになるように、調整してください。

裏返して、小さなパーツ(ロック板)をはんだ付けしてください。

 レールに載せて、このロック板がレールの枕木の間に嵌ることを確認してください。

2cm角に切ったクニーリングパッドを、クリップで固定します。

利用時のイメージです。PitIn-Cの鍵部分にPItIn-Rを置けば、軸距離が短いボギー台車でも清掃することができます。各社の専用クリーナー液を使ってクニーリングすることをお勧めします。