本日は、サウンドデコーダ搭載車以外の加工についてご説明します。EC-Slimは、室内灯機能も備えていますが、デコーダを使わずに単純な室内等として組み付けることで編成で統一した照明をあまりお金をかけずに実現できます。
今回はKATO車両ですので、標準室内灯ユニット同様の帯板を使った方法が簡単です。以前もデコダーレス組立としてご紹介しましたが、その改良版になります。
集電版取り付け部の強度を高めるために、今後V2a基板より耳たぶの部分の構造を変更します。集電版のはんだ付けパッドを1つ増やして2つにします。ただ、従来製品で今回の組み立てで問題が起きるわけではなく、今後さらにアクロバット的なことをやりそうなので、それに向けての準備です。
帯板はこちら、モデルカンパニーの集電版かKSモデルの燐青銅板1.5×0.15がよいでしょう。
KSモデルの帯板の場合長さ18cm、こちらを3等分して6cmの長さに切ります。台紙を使ってカットのための専用ジグ?を作るとよいでしょう。
250円で3コ×4本=12本、つまり6両分の帯板が準備できます。一両分 50円程度になりますね。なおEC-Slim基板が約300円ですのでLED,ダイオード等を合わせると一台当たり材料費は400〜500円になります。
EC-Slimは通常通りLED1-6とR2,3を半田付けします。その後、マニュアルに従いチップダイオード4つを半田付けしてください。
なお、上側のジャンパJ3を半田付けしますが、このときチップ抵抗をつければ明るさを調整できます。今回の485系は地味につけたかったのでR2,R2と同じ部品(1.5kΩ)にしています。
最後にさきほどの帯板を半田付けします。帯板の上に基板を載せて、2つのパッドにハンダゴテを強めに当てるとハンダが溶けて帯板に流れます。最後に、取り付け角度を確認して完成です。
まずは、必要な数量をさきにそろえた方が良いでしょう。9V電池(006P)を帯板に当てて、点灯することを確認します。
さて車両への取り付けです。
高さをあわせるために10mm厚の板を使って、集電板の先端を曲げます。
KATO集電板と同様、先を外側に少し曲げます。
最後に基板の根元を曲げます。
床下に差し込みます。このように少し上を向いているくらいで、ボディで押さえるようにします。
他の中間車も室内に合わせて集電板をまげて設置します。
また、先頭車にはヘッドライト、テールライトを切り替えるためのファンクションデコーダを搭載します。
今回は、 KATO FL12互換品(アナログ運転にも相合)を開発しました。右側はプログラムを書き込むジグとつながった状態で、書き込みが終わったらカットします。
FL12と同様に床下のスリットに差し込みます。"F"が見える方向で装着すると前側、"R"が見える方向で装着すると後ろ側になるのはオリジナルと同様です。まだ改良したいところがるので、それが終わったらあらためてご紹介します。
どっと最大の13両編成、サウンドデコーダを2個搭載すると迫力が増しますね。サウンドはいつものtwitterでどうぞ。
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