Hakone

 こちらでは、箱根登山鉄道、江ノ島電鉄(予定)の模型に関する情報をまとめています。

1.コンセプト

鉄道模型用自動運転コントローラは、いくつか世の中に存在しますが、モジュール式レイアウトの組み換えに柔軟に対応できるシステムは少ないと思います。閉塞区間を設けて同時多列車運転に対応できるシステムが必要となり、開発に着手しました。なお、運転にDCC機器(コマンドステーション)を利用しますが、現時点で車両の方はアナログのままです。

 画像の説明

 

2.うみ電☆やま電 モジュールレイアウト

2025年国際鉄道模型コンベンション(JAM)にて、強羅寄り4駅3区間を自動制御しました。

システム構成図 

 

3.LDUY (LayoutDecoder-UY)

画像の説明

LDUYは、駅モジュールに組み込むコントローラです。

・入力 走行用電源 2点(デュアルキャブ)
・センサー/スイッチ入力 4点
 CDSセンサ(感度調整機能付き)を端子台に取り付けます
・出力 走行用電源 4点
・電動ポイント出力 4点
・ステータス(信号出力) 4状態x2

基本は車両の動きに合わせた自動運転ですが、たとえば駅で停車時間を調整したりDCCで統括制御することも検討中です。

 強羅駅の動作設定内容です。15種類の状態(step)を定義し、センサによる車両検知で状態遷移を行います。

 画像の説明

 

これらは、専用エクセルファイルに投入することで、CV値を計算します。CV値は、DCCコマンドステーションを使って読み書きします。

なお、小涌谷駅、宮ノ下駅、仙人台信号場(2面2線・相対式ホーム)は、シーケンスが複雑になりすぎるので専用プログラムで制御します。通常は待ち合わせありのすれ違い運転ですが、折り返し運転(青スイッチ)や待ち合わせなしの動作(緑スイッチ)に設定することも可能です。

なお、車両検知はCDSをを使いますが、運転時の環境に合わせた調整が可能です。

調整方法:
・一番右(時計回り)に回すと、強制ON(LED点灯)になることを確認します
・次に一番左(半時計回り)に回して、ふたたびLEDが点灯することを確認します
・車両がない状態でLEDが消灯する位置までゆっくり右に回します
・手をかざして、LEDが点灯することを確認します
   R2を4.7kΩから10kΩに変更し、よりくらい環境でも使えるように変更中です。

 

4. MagicBox2 

 画像の説明

 DCCコマンドステーションで動かすパワーパック(アナログ車両用)です。LayoutDecoder-UYと組み合わせることで駅構内、駅モジュール間の運転を自動化できます。
・ステータス(信号状態)入力 4状態x2ch
  鉄道の運転士が確認する信号のイメージとは少し異なります
・出力 走行用電源 1点
・センサ入力 1ch(Ver 5以降)
  早川橋梁など、特定区間での徐行を実転します

運転機能についての説明:

① DCCコマンドステーション(もしくはWifiスロットル)にて速度を変える
 ただし、
 通常運転時は、MagicBox内の最高運転速度で抑えられる。
 徐行運転時(信号が黄色)は、徐行運転速度で抑えられる。
 停止信号(赤信号)がどちらかから出されていれば、速度0に戻す。
 
 ※最高運転速度、徐行運転速度は、それぞれ初期値 80%,40%に設定されています。
   Magic BoxごとにCV5,CV2にて設定可能ですが、
  本体スイッチ(青、緑)の長押しでワンタッチ設定も可能です。

② LDUYから出発信号が出されれば、その駅の反対方向にレール極性を切り替える。
  また、方向を切り替えた直後は速度を0に落とす。

表にまとめますとこのようになります。(Ver 2.05以降)

 画像の説明

こちらで説明する運転方向は、DCCコマンドステーションで"FWD"設定にした場合です。(REVの場合は逆走になります)


5 .TM-Slim

 画像の説明

 PECOポイント(エレクトロフログ)やギャップ給電切り替え機能を搭載した、スローアクションポイントマシンです。

製作記事はこちらです。
説明書はこちらです。

 

6. 今後の拡張計画

2026年は、箱根登山鉄道の箱根湯本~強羅間をDCCで制御できるよう開発中です。

画像の説明

 

 今年新たに設計したスイッチバック駅のアサインはこのとおりです。

画像の説明

 まず、ポイントをすべてストレート側にして、強羅および箱根湯本側から入線します。入線が完了しますと、ポイントを切り替えて先に入線した車両が出発します。先行車が遠ざかったらしばらく時間をおいてポイントを逆転し残りの車両を発車させます。
LDUYの動きはこちらです。

 画像の説明

 また、DCCコマンドステーションの操作は以下を予定しています。

DCCアドレス説明

99(LD-UY共通アドレス)F7で出発待機(電源オフ->オン後の再起動まで自動化)

51~57,8x(MagiBoxアドレス)スロットル:走行スピード調整

F1:DCC運転へのきりかえ

 設定機能は以下を予定していいます。

調整説明

LDUY電源投入時赤ボタン押下により折り返し運転、待ち合わせなし運転に変更)

MagicBox青¥緑スイッチ長押しで、徐行、最高速度制限を設定

 

 

7. TRAINO-Link

テスト用です

http://192.168.10.111:5000/

 

8. 箱根登山鉄道のDCCサウンド搭載

 画像の説明

現在はアナログ運転ですが、将来DCCサウンド車両がつかえればとおもい、TOMIX 箱根登山鉄道アレグラ号(3000形)にSmileSound K3066を搭載しました。

製作記事はこちらです。

 ■その他

関連ホームページ:
80パーミル(りょうさん)

modemo 江ノ電に詳しい方のHP

 ■開発中のプログラム

2024-10-18 強羅駅用(Ver 1.07)
2025-6-30 LD-UY 仙人台他駅モジュール用

2025-11-22 LD-UY 上大平台信号場ほかスイッチバック用、すれ違い駅では要コード変更(Ver 2.68)

2025-11-22 MagicBox Ver 2.23