2020年6月13日土曜日

【新】PetitDecoder第一弾 SL用のご紹介

KATO SLのサウンド化を進める過程で、KATOのSLのボイラーには配線を通す隙間がないことがわかり、急遽こちらの製品を開発しました。先日の試作の結果から改良し、量産品が完成しましたので、ご紹介します。



対象は、ヘッドライト点灯に左側の基板が使われている、D51リニューアル後の車両です(ただし、構造が異なるC56は除く)。この基板を右側のプリント基板に差し替えてDCC化を行います。

なお、このデコーダは通常のアナログのみならず、DCC車両とは相性の悪いと言われるPWMタイプのパワーパックでも安心して利用できるよう、CV値の読み書きをサポートしていません。ロコアドレスを含め、すべてプログラミング書き込み時々に決定しますので、基板の後ろにコネクタ(通称スマイルコネクタ)をつけたままにしています。

現時点ではアドレスをお聞きして直接頒布(メルカリ)から開始させていただきますが、将来的には皆さんにも設定変更いただけるよう環境を整備中です。現在、TPI版スマイルライターとしてスマイラーさんに検討いただいています。(詳細は最後をごらんください)

基板の交換は簡単です。ボディを持ち上げて、基板を交換するだけです。 デコーダのコネクタ部をニッパでカットし、基板を差し替えます。写真では白っぽいですが、オリジナルと似た電球色です。



ボディを戻して完成です。デコーダの動作をまとめると以下の通りです。

DCC運転:
アドレス:
  ショートアドレス 1−127
  ロングアドレス  4桁アドレスまで可能(6202で確認)
前進 F0オン やわらか点灯(点灯開始時はゆっくり点灯、消灯時はゆっくり消灯)
   F0オフ 消灯
             ※スピードステップは128をお使い願います。
後進 消灯

アナログ運転(電圧制御、PWMコントローラでも問題なし):
前進 点灯(DCCかアナログかの判断を行うために、点灯まで1秒程度遅れます)
後進 消灯


以下は技術情報です。

回路図:

※:プリント基板設計時、両面層版で高密度に実装するため、部品パッド部にするホールを配置しています。また部品間の寸法を犠牲にしていますので、組み立ての難易度は高めです。

プログラミング環境:<PetitStation,PetitDecoder共通です>
1. ATMELSTUDIO  7.0
  C言語にて開発 
  AVRISP MMKIIにて書き込み

2. ARDUINO 1.8.9 (現状は最新 1.8.12ではうごきません)
  ATTINY10用ボードマネージャのインストール要
  C言語にて開発(ATMELSTUDIOと同一ソースコード)、ARDUINOライブラリ未使用
  書き込み機は スマイルライター(TPI版)を検討中
    avrboyという内部書き込みプログラムが動く場合と
    標準プログラム(avrdude)が動く場合2通りがあるようで、
    このあたりの詳細を調査しています。

プログラミング環境については整備ができましたら、展開します。