2021年9月4日土曜日

Slim-651を使ったキハ110系DCC化

 本日は、NEM651規格のDCCデコーダを使った改造方法について説明します。今回使うデコーダはこちらです。

左側はおなじみDigitrax DZ126IN、国内では一番入手しやすいものだと思います。もう一つは、Hattons(英国)のNEM651デコーダです。縁があって入手してみました。


今回使う車両はこちら、KATOのキハ110系です。

ボディを外すとこんな感じです。通常連結面側にある集電板取り付け部が運転席後ろにありますが、KATOのフライホイール搭載前の標準的な構造です。

まず最初に注意点を、

プリント基板にNEM651用コネクタを取り付けますが、ピンが長いデコーダを差し込んだ場合に、ピン先端が抜ける方向に足を曲げてください。


取り付ける部品点数は、LED、ダイオードブリッジなどでそれほど多くないです。詳細はマニュアルの方に記載予定です。LEDは9個、取り付けを終えた姿はこちらです。

デコーダを差し込んだ姿はこちらです。Hattonsの製品は全体が長めです。



DZ126INはピンが長めなので、反対側から飛び出ます。



なお、全体を短くしたい場合はこのように内側に向けて取り付けすることも可能です。PD05などのもっと小型のデコーダだとLED部分を遮りません。


さっそく、組み込みを始めます。ボディに当てるとHattonsのデコーダはちょっと入りきれませんでした。そこでデコーダがつかない方の先端を3mmほどカットします。



運転席を避けて半田付けした集電板の曲げる位置を確認します。ほぼデコーダの先端の位置です。



いつものようにKSモデル帯板を使った集電板を折り返します。集電板の高さは5mmにしました。


モーター端子のロックを外し、モーター配線を取り出します。


端子折り返しのところにカプトンテープを挟んで絶縁し、ロックを戻します。また、忘れないうちにテープの絶縁に問題がないか、テスターで確認してください。実は今回絶縁が不完全なまま走行テストをしてしまいましたが、Hattonsデコーダは壊れませんでした(壊れないことを保証しているわけではないと思います、またテスト時は出力電流が少ないアダプタを使うとより安全です)。

集電板を差し込み、モーター配線をSlim651のオレンジ、グレーのタプに半田付けします。


ヘッドライト配線は、NEM651の 5番ピン、6番ピンから引き出しカプトンテープを貼った端子の上に載せます。(ちょっと簡易的な方法ですので、この線がレールからの集電板に接触しないよう注意してください、接触すると多分壊れます)。



T車の方も同様ですが、集電板の高さは8mmちょっとが良いようです。この後、M車と同様ヘッドライト、テールライト配線を行います。



これで、完成です。LEDを9個にしたので室内灯が均一です。でも、走りがちょっとギクシャクします。どうやら、M車側HattonsのbackEMFもしくはPI制御がうまく聞いていないようです。


後日マニュアルをみてCV値をじっくり調整することにして、本日は完成です。



2021年9月3日金曜日

TOMIX455系を屋根裏スピーカーに更新

今後のNゲージDCCサウンド化改造について、いろいろと試しております。485系、583系はスピーカーを屋根に直接とりつけましたが、クーラーが別バーツ取付でも同様に機能するかを確認しました。


今回はこちら、455系(TOMIX)を使います。前回はEC-Slim(V1)を使い、車端にスピーカーを置いています。

デコーダを内側に向けたので、少し室内灯が届かない部分もありますが、これはV3基板化するときに対応することにします。


ボディを分解します。


マスキングテープでスピーカーの穴位置をおおよそ決めておきます。


超音波カッターで切り抜きます。これが一番神経を使う加工です。


穴にスピーカーユニットをはめて鳴らしてみます。スピーカーは以前搭載していたものと同じもの(nagoden様頒布品)です。Loksound5に付属しているスピーカーでも同じことができます。結果は思ったより音は聞こえますが、歪みます。


エンクロージャ替わりに、クーラーの裏面に貼り付けます。カーブで浮き上がるところは木工ボンドを充填して、塞いでおきます。


再び試すと、無事音が割れずに鳴りました。


ボディを戻します。EC-Slim V3ならコネクタ接続にできます。

組み立てて音を鳴らしましたが、サウンドは以前と違いは感じないです。真横から見た感じ。ぎりぎり室内灯LEDが見えない位置におさまりました。なお、EC-Slimの上面にはモーター配線が通っているので、配線を整理するとさらにLEDを見えなくすることができるでしょう。




2021年8月29日日曜日

EXP-NANO2を使った583系DCCサウンド加工

 先日はこちらのでご紹介した通り、485系に屋根裏スピーカーを試しましたが、今回は583系(モハ582)に入れてみます。


素直に「LokSound 5 DCC micro direct kato japan」でもよいのですが、今回はあえて新製品 EXP-NANO2とLoksound5 NANOを搭載します。


583系の場合は取り外し可能な寝台パーツがありますので、KATO純正室内灯を利用できることにメリットがります。


ボディを外して構造を見てみます。屋根裏にはたっぷりスペースがありそうですのでスピーカーを入れるに十分だと思います。


まずは、KATOの室内灯クリアを取り付けてみます。


EXP-NANOの裏にはLoksoundが付くのでなるべく、ボディ内側(左側)に寄せてカットする位置を決めます。定規の寸法で、これで簡単に5mmの位置だと分かります。

該当部分をハサミでカットした後、サイドビューLEDを取り付けます。

室内灯取り付け位置に装着してみます。裏側にloksound5 NANOを取り付けるのですが、削らなくて済みそうです。

問題ないことを確認した後に、集電板になる燐青銅板を半田付けします。


室内灯集電板と同様に差し込めるように曲げます。


集電板が長すぎるとモーター近くのダイキャストに接触し、短絡しますので、差し込むのはこの手前くらいにしたほうが良さそうです。


モータへの接続は、DCCフレンドリアダプタを使います。今回は、モーターのみ配線します。

EXP-NANO2をさ差し込んで、モータ配線を仮に繋げます。


この状態で一度、試走を行います。室内灯クリアの導光板もはめて光量もチエックします。


次はスピーカーの搭載です。ボディと屋根を分解します。屋根裏のパーツをカットします。


中央部分にとりつけるので、裏側の刻印を彫刻刀で削って平らにします。


locksoudの付属スピーカーをエンクロージャーは使わずに直接屋根裏に接着します。事前にスピーカー端子を短くカットして半田上げをしてあります。

今回、スピーカー配線はコネクタ接続してメンテナンス性を上げました。


モーター配線も接続して、ボディを被せて完成です。


仕上がりを581系(デコーダは屋根裏でKATO室内灯クリアを搭載)と比較します。まず室内灯の状態ですが、今回のLED NESW008T(秋月電子 I-02134)だと色合いは非常に近いのですが、パッドの形状が手付けには適していませんでした。


サウンドを比較してみます。581系(ノーブランドスピーカー&エンクロージャ)より今回の583系(ESUスピーカー&屋根がエンクロージャ)のほうが、若干音が大きくクリアに感じました。これからも、屋根裏収納で車内をスッキリ改造したいですね。

参考:581系の改造はこちらです。










2021年8月22日日曜日

EC-Slim V3で作る室内灯

 本日は、Ec-Slimの室内灯の組み立て方です。この方法ですと、編成のT車の室内灯をM車のEC-Slimと色調を合わせながらメーカー純正品より安く済ませることができます。


題材は、今回もレーティッシュ鉄道のこちらEW-I です。


まず、EC-Slimに取り付ける部品の紹介です。今回はLED(オフホワイトでしたが実際は電球色に近いもの)とチップ抵抗(1.5kΩ)、小型ダイオードブリッジを使います。小型ダイオードブリッジは期間限定で頒布予定です。



LEDを取り付けていきます。LEDには極性があり、この写真だと右側がカソード(マイナス側)になります。多くの場合は、カソード側のパッド(はんだ付け部分の金属)が大きいと思いますが、絶対ではないので購入時に確認してみてください。

ご注意:今回利用したLEDはパッドが側面にでていませんので、通常のはんだ付けができません。こちらでは、仮半田をのせて2本のはんだごてを使うことで裏面の半田をとかしてつけています。

はんだ付けをした後に、LEDチェッカーをあてて点灯するか確認するとよいでしょう。ちょうどこの写真では一つ不点灯ですが、逆向きに部品を置いていました。

R2とR3に抵抗を取り付けます。


今回は、デコーダなしで常時点灯としますのでGND側にチップ抵抗(1.5kΩ)を取り付けます。明るくする時にはここをハンダでジャンパするといいでしょう。


EC-Slimではここにダイオードブリッジを取り付けます。以前は部品4つでしたが今回から一つになったので時間が短縮できます。

車体は、純正照明板を固定するツメを4箇所ほどカットしておきます。

今回、車両への配線はこちらの集電板を使います。

集電板に短い線をのばしておきます。


車体に差し込みます。

EC-Slimの電源端子に半田付けします。

ボディを戻して点灯状態を確認します。残り7台も同じ加工です。

暗くしてみるとこんな感じです。もともとの室内パーツの色は2等車ラベンダーと1等車茶色でしたが、あまり色合いは変わりません。白色だとよりオリジナルパーツの色合いが再現できるかと思います。


そして新製品の電源車です。


アレグラの時と同様に、EC-Slimをニッパーでコネクタ側1/3をカットします。



R2,R3の取り付け部分がないので、この位置にリード抵抗を半田付けしました。抵抗の数が減るので抵抗値はちょっと大きめの2.7-4.7kΩ程度が良さそうです。このほかダイオードブリッジを半田付けしておきます。


こちらは、いつもの燐青銅板をまげて使いました。


一度取り付けて点灯を確認します。


基板の位置合わせを木工ボンドで行いました。


最後にレストランカーです。分解してカプラーを変更していると室内灯パーツがついていることに気づきました。なんとテーブルスタンドの光源から屋根に導光する仕組みです。

試してみるとそれほど明るく点灯するわけではなさそうです。

完成した感じはこちらです。

全て戻して試走します。今回はアナログ機で牽引していますので、KATOのモーターサウンドになっていますこと、ご了承ください。