本日は、NEM651規格のDCCデコーダを使った改造方法について説明します。今回使うデコーダはこちらです。
左側はおなじみDigitrax DZ126IN、国内では一番入手しやすいものだと思います。もう一つは、Hattons(英国)のNEM651デコーダです。縁があって入手してみました。
今回使う車両はこちら、KATOのキハ110系です。ボディを外すとこんな感じです。通常連結面側にある集電板取り付け部が運転席後ろにありますが、KATOのフライホイール搭載前の標準的な構造です。まず最初に注意点を、
プリント基板にNEM651用コネクタを取り付けますが、ピンが長いデコーダを差し込んだ場合に、ピン先端が抜ける方向に足を曲げてください。
取り付ける部品点数は、LED、ダイオードブリッジなどでそれほど多くないです。詳細はマニュアルの方に記載予定です。LEDは9個、取り付けを終えた姿はこちらです。
デコーダを差し込んだ姿はこちらです。Hattonsの製品は全体が長めです。
DZ126INはピンが長めなので、反対側から飛び出ます。
なお、全体を短くしたい場合はこのように内側に向けて取り付けすることも可能です。PD05などのもっと小型のデコーダだとLED部分を遮りません。
さっそく、組み込みを始めます。ボディに当てるとHattonsのデコーダはちょっと入りきれませんでした。そこでデコーダがつかない方の先端を3mmほどカットします。
運転席を避けて半田付けした集電板の曲げる位置を確認します。ほぼデコーダの先端の位置です。
いつものようにKSモデル帯板を使った集電板を折り返します。集電板の高さは5mmにしました。
モーター端子のロックを外し、モーター配線を取り出します。
端子折り返しのところにカプトンテープを挟んで絶縁し、ロックを戻します。また、忘れないうちにテープの絶縁に問題がないか、テスターで確認してください。実は今回絶縁が不完全なまま走行テストをしてしまいましたが、Hattonsデコーダは壊れませんでした(壊れないことを保証しているわけではないと思います、またテスト時は出力電流が少ないアダプタを使うとより安全です)。集電板を差し込み、モーター配線をSlim651のオレンジ、グレーのタプに半田付けします。
ヘッドライト配線は、NEM651の 5番ピン、6番ピンから引き出しカプトンテープを貼った端子の上に載せます。(ちょっと簡易的な方法ですので、この線がレールからの集電板に接触しないよう注意してください、接触すると多分壊れます)。
T車の方も同様ですが、集電板の高さは8mmちょっとが良いようです。この後、M車と同様ヘッドライト、テールライト配線を行います。
これで、完成です。LEDを9個にしたので室内灯が均一です。でも、走りがちょっとギクシャクします。どうやら、M車側HattonsのbackEMFもしくはPI制御がうまく聞いていないようです。
後日マニュアルをみてCV値をじっくり調整することにして、本日は完成です。