今回は7台目のSLのDCCサウンド加工のご紹介です。これまでKATOのC57, C58, C59, D51, 9600, 8620に搭載していますが、C62のテンダーの構造はC59とほぼ同じことがわかっています。
テンダーを分解して、様子をみています。C59の時には、ウエイトを削ってスペースを増やしましたが、アルミ粉がでるし加工に時間がかかるので、逆にデコーダーやスピーカーを調整することにしました。
まずはエンジン側の分解です。色々とやり方はあるようですが、マイナスドライバーの形に削った竹串をフロントパーツ(デフレクタ)とダイキャストパーツの間に差し込み、ねじるとフロントパーツを安全に外せます。外す時には顔(煙室扉)が飛んで行かないように軽く指で押さえておきます。
その後にキャブ下に差しこんで、同じようにねじってボディを浮かせます。
前側も持ち上げてボディを外すとこのようになります。
DCC化を始める前にハンドレールノブを黒(エナメル艶消し黒)で塗装します。爪楊枝の先を削ってちょっと塗るだけでいいです。
この後サイドのハンドレールも塗りました。パーツを戻すとこんな感じで、オリジナルのままよりかっこよくなったかもしれないと自己満足しています。
配線加工を始めます。C62の場合はモーターの集電版は前側についてます。これをダイキャストパーツから抜き取ります。また、左右のランボードも作業中に傷をつけないように外します。
配線を付け替えて半田付け部分をカプトンテープで保護します。また、今回は配線を減らしたかったので、ライト基板を自作デコーダ(PetitDecoder-SL)に交換しています。
伸ばした配線はボディ横に準備された溝に入れてランボードを元に戻します。この状態でライト用デコーダの点灯機能を確認しておきます。
エンジン側はこれで準備ができましたので、砂箱の中に位置するウエイトを忘れずに戻してください。また、延長した配線は、テンダー加工の中でコネクタを取り付けます。
さてテンダーを分解して、デコーダの収納方法を検討します。
まず、今回はタイプA(SL-C57/D51)を使うことにしました。前回は、素直にタイプB(SL-C59/C62)を使いましたが、今回はスピーカーの高さを優先します。前後の長さを稼ぐため、基板のコネクタ側を限界までやすりで削りました。
スピカーはいつもより若干小ぶりのものです。twitterのフォロワーさんに「Fleischmann内蔵スピーカーと同じサイズのものがあるよ」と聞いて海外通販で手配したものです。エンクロージャーは、いつものタカチのケースで、ウエイト内部に入るように事前にヤスリで加工しています。
ExpBoardの裏には集電バネを半田付けした後に絶縁のカプトンテープを貼ります。
ウエイト無加工で、収納できることを確認します。
このような感じに収まります。
テンダーのパーツをスピーかーに合わせて超音波カッターできりとります。そしてデコーダをセットして組み上げるとこのようになります。また、モーター配線を中継するためのコネクタを瞬間接着挿で固定し、半田付けします。
エンジン側と連結し、テンダー前面から通したモーター配線の長さを調整します。
先端にコネクタのピンをはんだ付けします。このコネクタは1.27mmピッチですので太くならないように手際良くはんだ付けしてください。
コネクタを差しこんで試走してください。
問題なければ石炭パーツを載せて完成です。エンジンとテンダーを切り離すときは、石炭パーツを楊枝の先で持ち上げられす。今回の改造方法では、C59と比較して音量、音質ともに改善された気がします。