2020年2月8日土曜日

E-Slimの室内灯色の考察

本日は、EC-Slimの室内灯のLEDについての考察です。EC-Slimで動力車をDCC化した場合、その他の車両はメーカー標準の室内灯ユニットをそのまま使う場合もあるかと思います。今回は、車体、社内が淡い色の車両(KATO製189系)を使いKATO室内灯ユニットの違いを比べていきたいと思います。

まずは、白色室内灯からです。左の車両はEC-Slimイージーセット相当(LEDは、日亜化学NSSW157T)を使います。電流制限抵抗(R2.R3)は1.5kΩの標準です。右はKATO標準室内灯(11-212 LED室内灯クリア)です。

 構造はこの通り、EC-SlimはLED 6つで直接照明、KATO製品はLEDとアクリル導光板で拡散させます。

 標準で点灯させた場合はこの通り、EC-Slimの方が明るいです。ただ、点発光のためイスに隠れる部分が暗めになり標準品から比べると若干不均一になるのは仕方がありません。

室内から漏れる光を紙にあててみます。 こんな感じです。周囲を暗くしてみます。

 色合いに配慮して部品を選びましたが、このような形で比較するとちょっと青いかもしれません。もともと、白色LEDは青色LEDとそれによって励起される黄色の蛍光体色をまぜて発光させる仕組みですので、太陽の光のように虹色のスペクトルではなく、仕方がないところかと思います。

 また、最後にEC-Slimの方の明るさをちょっと暗めにしてみました。通常JP3を半田でブリッジしますが、このブリッジを外して270Ωに取り換えます。そうしますと、より明るさを合わせることができます。


 さて次は電球色LEDです。EC-Slimは、オフホワイト色LED(OSM-50805C1C)を使いました。右は11-214 LED室内灯クリア(電球色)との比較です。

このじょうたいですとEC-Slimがやはり明るめですが、色合いには差が感じられません。よく見ると椅子の影が若干暗くなるのは白色と同じです。

こちらは、LED室内灯クリアに製品付属のオレンジパーツを装着した場合です。こうしますと、LED室内灯クリア(電球色)の色合いがかなり旧車ぽくなりますね。なお、写真にはありませんが、LED室内灯クリアにオレンジパーツを装着した場合には、LED室内灯クリア(電球色)のオレンジパーツ無しより若干白いかんじでした。


再びオレンジパーツを外して比較した写真です。白色LEDでは明るさに明確な差がありましたが、電球色(ウオームホワイト色)ではほとんど差が感じられないレベルでした。

このようにメーカー標準ユニットになるべく色合いを合わた部品をご紹介しましたが、KATO製品よりは社外品に合わせて明るめにしております。できればデコーダなしの車両にもEC-Slimアナログ版を組み付けていただきたいですが、標準品と組み合わせる場合はJP3のジャンパーを抵抗値にして明るさを調整してつかっていただけばと思います。

また、より編成美を簡単に楽しんでいただけるよう、EC-Slimアナログ版(完成品)の頒布も限定品として検討することにしました。







2020年2月2日日曜日

マイクロエースキハ261系のDCC加工(2)

本日はEC--Slimの車両搭載についての解説です。まずは動力車の加工から、説明します。
 
ボディを外します。右側に黒いパーツが見えますが、簡易運転台のライトが点灯する仕様だったのですね。私はここの点灯にはこだわらないので、取り去ってデコーダの収納スペースにします。
 床下パーツを外します。外側からダイキャストを囲む形ですので台車の近くから拡げるようにして外します。
 
  メカイスを外します。マイクロエースのパーツは、TOMIXと比較してツメが折れやすいので注意して進めてください。 
 モータを引き抜きます。また今回はこの端子にはんだ付けすることにします。
(前回の相鉄9000系ではなぜかはんだ付けが出来ず、バネを仕込んだのですが今回ははんだがのりました )
 
配線がパーツにぶつからないようにはんだ付けは小さく行います。配線はメカイスの色に合わせて赤にしました。
再びモーターに装着します。
 
 モーターをダイキャストに戻し、配線を通す場所を検討します。今回は、窓の間の柱で隠れる図の位置からEC-Slimにつなぐことにしました。該当部にΦ1の穴を二つあけました。
  
組み立て前に、忘れずに透明絶縁板の穴を拡げておきます。
 配線を通して、動力ユニットを元に戻します。配線を集電板に挟んで動力ユニットが正常に(静かに)走行するかを確認してください。
 次はスピーカーです。今回は比較的スペースがあるので、nagodenさんのスピーカーセットを使っています。 
 取り付けは写真のとおりです。集電板にKATOの集電板を半田付けして、デコーダの上を跨ぐように加工しました。細かい手順は以前のブログも参考してください。ちなみに室内灯は通電時点灯(J3を利用)ですが、ちょっと明るすぎたのでチップ抵抗(270Ω)を使って電流をちょっと減らしました。
 
 次にT車です。T車は車端からではなくTOMIX室内灯用の穴から電気を取ることにしました。KATOの集電板をこのように曲げます、高さは1cmになるように曲げています。
  メカイスを一度外して集電板の根元を差し込みます。
EC-Slimの耳たぶのところにはんだ付けします。もう片側は、木工用ボンドで貼り付けたウレタンの上に載せます。
 最後に先頭車です。まずは、分解します。
 
 こちらはヘッドライト、テールライト用にデコーダ(LAISDCC)を使います。
 照明ユニットを分解し、床下に接触するバネをはんだごてで外します。

 さらに上面から4cmほどデコーダにつなぐ配線を付けます。
 ケースに穴を開けてこの配線を通します。
 
 集電部分は、EC-Slimをつけてもよいように、左右に穴を広げます。
 
集電板を差し込んでEC-Slimが入るか確認します。
また、さきほどの照明ユイットに配線を通します。

 EC-Slimを集電板にはんだ付けします。また、照明ユニットの配線もEC-Slimにはんだ付けします。
横から見るとこんな感じです。

この状態でレールに乗せて動作確認を行い、問題なければボディを戻します。
編成にして試走です。肝心のDCCサウンドはtwitterでどうぞ!




2020年1月25日土曜日

マイクロエースキハ261系のDCC加工(1)

オープンサウンドデータは着実にラインナップを拡大しています。今回はキハ261系、TOMIXからHOで新発売されたこともあり、いくつか記事が発表されています。

  
こちらはNゲージですが、マイクロエース製品(0番台)にとりつけていきたいと思います。写真は4両ですが全6両にEC-Slimを使って組み込みます。

 EC-Slimはこちら、左2枚がスタンダードセットより、また右4枚はエコノミーセットよりとりました。なお、NEXT18コネクタの取り付けをご自身ではんだ付けされる場合は、スタンダードセットは使わずに、エコノミーセットだけ(いまならサービスパーツ(r1,Q1)つき)を使ってもよいでしょう。
 

スタンダードセットは写真の上側の通り、オレンジ枠のQ1,R1が取り付け済です。これは、両極性回路で先頭車のヘッドライト点灯に使えます。スタンダーとセットのQ1,R1なしを、中間動力車に使います。

 また、利用するデコーダはこちらです。左はLAISDCC(NEXT18タイプ)で先頭車ライト用、中央は動力車用でLocksound5microで、双方ともNEXT18コネクタタイプです。右の手前しい部品は自作したスピーカーのエンクロージャ、奥はスピーカー本体です。スピーカは11x15mmサイズでali-expressで取り寄せましたが、以下nagodenさんのものも同一サイズです。

材料をまとめます。
・ LAISDCC(NEXT18タイプ)×2セット
・Locksound5micro
・EC-Slim スタンダードセット
・EC-Slim エコノミーセット
・スピーカー 例:スマートフォン用スピーカーセット
・集電板  例:KSモデル 燐青銅版1.5×0.15
・配線材 少々 私は千石通商で販売されている線材を利用しています。
・室内灯用LED 36個 例:日亜 NSSW157T
・LED用抵抗1.5Ω 12個  例:KOA RKシリーズ
費用は約2万円となります。


 さて部品の取り付けにはいりましょう。R2,R3の抵抗は1.5kΩ、[152]という数字がついています。2012サイズと少し大き目のサイズにしていますので比較的半田付けはしやすいはずです。

ちなみにはんだごてもこのように先がとがったものを準備します。
 
 片方のパッドにすこしはんだを盛ります。はんだもこて同様なるべく細いもの(ヤニ入り)がよいでしょう。
 
  ピンセットで部品を載せて、さきほどのこて先で先にのせた半田を溶かします。

さらに反対側もはんだ付けします。

このように6枚すべて、R2,R3を取り付けます。

次はLEDです。LEDには極性がありますので注意してください。写真は、NSSW157T、表側はアノード側にぽっち(青丸部分)が見えます。またカソード側(写真の左側)のほうが、金属(電極)が長いです。

仮半田を載せて、LEDをピンセットでつまみながらLEDを半田付けします。


 LED6個の位置関係を確認しておきます。いちばん手前のように曲がっていたら修正します。位置が定まりあしたら反対側もはんだ付けします。

NEXT18コネクタがない3枚は、この位置にダイオードを4つ追加ます。これがあると、レールからダイオードを通して電流が流れます。

これで完成です。次回は、このデコーダを車両に取り付けていこうと思います。

2020年1月1日水曜日

Mini-Decoder 開発状況報告

新年あけまして、おめでとうございます。昨年は、オープンサウンドに合わせてExpBoard EC-Slimを展開しておりましたが、他の製品開発も継続しています。本日は、ヘッドライト・テールライト用の「Mini-Decoder」をご紹介します。
 一番の特長は、いま国内で一般的なパルスコントローラ(PWM制御)でも利用できることです。製作したプリント基板はこちら、

幅はNゲージの隙間に搭載できるように8mm弱です。右側の大きな部分はプログラム書込み用のコネクタです。

 部品を組付けた姿はこちら、長さは17mm、黄色の線の左側だけ使います。電子部品を片面実装にして薄型(3mm)に仕上げています。両極性出力として、アナログ用ライト基板を接続できます。(ただし出力は5Vですので、必要に応じてライト基板の抵抗値を変える必要があります)。

仕様はこちらです。
・ライト用2出力のデコーダです。F0によりON,OFFを、走行方向で極性が変わります。
 ライトは電球のようにじんわりとON,OFFします。
・LED専用、最大出力10mAです。 
・上記説明にあるとおり、アナログ運転でも利用できます。
 また、PWMコントローラでも利用可能です。
・スピードステップは128専用です
  (近年のコマンドステーションのデフォルト値です)。
・ロコアドレスはCV値の読み書きで変更することはできません。
 (NRMAのベンダーコードも申請していません)  


  このような製品ですが、機関車をDCC、アナログに限定しないT車のヘッドライト、テールライトに最適かと考えています。ようやくプログラムのチェックが終わり、近々twitterのフォロワーさんに使っていただく予定です。