2024年5月3日金曜日

【新ExpBorad】AB900(阿武隈急行)をECtypeMでサウンド化

 先日の京急に続いてマイクロエース製品のDCCサウンド化をご紹介します。

まず、製品はこちらです。

AB900???・・・

そうか、「あぶきゅう=>AB9」だから中途半端な番号なのですね。車両自体は阿武隈急行の始点・終点を走る、JR東 E721系の仲間のようです。

【1】ECtypeMの組み立て


今回のDCC化に利用するのはこちらです。M車、T車ともEC-typeMを使いますので、LEDの色合いを合わせることができます。(でも今回は内装色が違いすぎて、あまり意味はなかった)
M車は、これにSmileSound MINIとスピーカー、エンクロージャを搭載します。


説明書の通り、室内灯(LED1-3)をはんだ付けした後、コンデンサを取り付けます。M車(サウンド側)に薄型ポリマーフィルムコンデンサ220uFを2個、T車はサウンド・モーターがないので少容量(セラミックコンデンサ10uF2個)を取り付けました。

【2】スピーカの取り付け

さて、これからECtypeMの上面にスピーカー、下面にクリアエンクロージャyを取り付けます。

スピーカユニットの取り付け準備をします。枠パーツのバリをとっておきます。


スピーカーユニットと枠パーツの間を接着剤で埋めます。塗料を筆先で流し込む方が作業しやすいかもしれません。


スピーカー端子に配線します。

取り付け枠に接着剤を塗布してEC-typeMに取り付けます。このときに、隙間から空気がもれないように注意してください。


内側に接着剤がはみ出していないことを確認します。


スピーカー配線をEC-typeMのSP端子にはんだ付けします。できれば、この状態でサウンドのチェックを行なってください。


さて、今回はフォロワーさんお二人の協力で、2種類の材料で透明エンクロージャを試作しました。向かって左側が、SK本舗の水洗いレジン、右側がGratkitの材料です。左SK本舗のものは仕上がりがちょっとべとつく感じがありわずかに褐色ですが、表面に塗装をすると透明度が増しベタつきも感じません。一番上はそのまま、2段目はGMカラー半光沢をスプレー、一番下はクレオス透明を2度筆塗りしたものです。右側Gratkitは、より透明度が高いのですが、オーバーハング部分が盛り上げる傾向がありました。ペーパー掛け+塗装で3Dプリンタであることがわからない位になりますが、大変時間がかかる作業です。


今回は左のSK本舗の真ん中のもので、GMスプレー(半光沢44番)で塗装したものを使ってみます。まずまずの透明度で、車両搭載時にどう見えるか試します。枠に木工ボンドを塗り、貼り付けます。


おもったより、違和感はありません。

【3】動力ユニットの配線

ここで、車体加工に入ります。


M車のボディを外します。


片側4ヶ所の爪を持ち上げて、シートパーツを外します。このときに車端側の爪に無理がかかり欠けやすいので注意してください。


モータを取り出します。当初はこの端子バネにはんだ付けしたかったのですが、材料がスレンレスのせいかハンダが載りません。


モーターのブラシを取り出し、少しやすって配線をつけます。こちらは、真鍮削り出しなのでハンダが載りやすいです。


モーター押さえ(グレーのパーツ)がモーター配線に当たる肩をカットしておきます。


配線の取り回しに注意しながらモーターを元に戻し、走行パーツ、台車も戻します。

集電板にも配線をつけて、室内灯取り付け穴から上に取り出す準備をします。


製品についていた透明絶縁板をマスキングテープで仮止めし、配線を整えます。


内側2ヶ所の爪を引っ掛けて、集電配線、モーター配線を繋ぎます。このままレールに乗せてモーターが動くか確認しておきます。


動きに問題なければ、外側の爪を片側引っ掛け、もう一ヶ所は台車のセンターピンを合わせながらはめます。


これで動力ユニットの改造は完成です。

【4】ライトユニットの配線

次にライトユニットの配線を外してECtypeMの指定の場所につなぎかえていきます。


ライトユニットはほぼ同じ構造ですので、T車も分解して2個合わせて改造をすすめます。


裏側バネ根元をハンダを溶かして外します。

替わりに、上面から配線を引き出します。


ライトケースの後ろ側に1mmの穴を2ヶ所開けます。


配線を引き出します。なお、T車ではウエイトから集電用の配線を引き出しておきました。

【5】EC-typeMの車両取り付け


さて、基板を当ててみます。今回は、デコーダを前につけてみます。


配線後、点灯させるとこのようになります。


新たに採用したクリアエンクロージャ試作品は、LED照明で少し照らされているのがわかります。エンクロージャ周囲の光漏れは想定ないです。


通常の見え方(少し斜め上)だと、先ほどのエンクロージャはあまり見えません。



真横から見ると、少しみえますね。


3ドアであれば、この柱に隠れるので問題ない範囲だと思います。なお2ドアは特急、急行になるので、トイレのスペースにエンクロージャを隠せるEC-Slim,EC-typeKなどで対応できると思います。また、数少ない通勤2ドアは、先日の京急2100形で紹介したクーラー裏にスピーカーを持ってくる手もあります。



T車はEC-typeMとSmileDccoer4808を使います。ウエイトに集電配線(ピンク)をはんだ付けておき、その先端をECtypeMのRR,RLに繋ぎます。ライト配線2本は、ヘッドライト配線部(F-,R-)につなげます。


M車同様、デコーダは屋根裏に収まりますので、車内はスッキリ仕上がります。


2両繋げるとこのようなかんじ、LEDの照明が同じでもパンタ無し車両のほうがピンクで目立ちます。



最後にレールに乗せて試走、一括でアドレスを900に変更して完成です。なお、今回のサウンドはE233系のもの、CV値設定は先日の京急2100形とほぼ同等です。

2024年5月1日水曜日

京急2100形にSmileSoundMINIを搭載する Part2

 さて、マイクロエース京急2100形T車の加工を続けます。



M車同様に、EC-typeMを使います。先頭車はライトユニットに当たるので先端部分をカットして長さ90mmにします。中間車はコネクタなし(生基板)にダイオードブリッジとLED、抵抗だけつけてアナログ室内灯として組み立てます。


さて、中間車の取り付けを始めます。


集電はウエイトに直接配線をはんだ付けます。まずは、室内灯のバネが当たる位置にハンダボールを作ります。


そのハンダボールを溶かしながら、素早く5cmほどの配線をつけます。


室内灯の爪にEC-typeMをはめ込み、先ほどの配線をRR,RLに繋ぎ点灯確認、ボディをはめます。



真横から見るとこんな感じです。今回はライトユニット用柱の受け側にぴったりつけましたが、少し持ち上げれば真横からでもLEDを隠すことも可能です。


次は先頭車です。ボデイを外し、床下も分解します。


DCCデコーダのために、瞬停対策回路(トマランコンデンサ)の抵抗、ダイオードを実装します。(EC-typeMでは、標準で実装済みにする可能性あり)

今回のデコーダは非サウンドなので、コンデンサは100uFとしました。マイナスの足を曲げて先にはんだ付け。


その後+のパッドにもう一本の足をはんだ付けします。電解コンデンサには極性があるので、必ず確認してください。


ライトユニットは、ウエイトに当てる集電バネをはんだこてで外します。


デコーダへの配線を、上面から取り出します。


遮光ケースに穴を開けて配線を通します。


ライト配線をEC-typeM上面端のF-,R-端子にはんだ付けします。

ボディを戻す前に、ヘッドライト、テールライト切り替えを確認してください。なおを加工し片方は、LEDライトへの配線を反転させればCV値(CV29)の設定は不要です。



ボディを戻して完成です。
 

なお、M車のDCC調整値は以下の通りです。

  •  CV10       0    BEMFなし(デフォルト値から変更)
  •  CV5      128    約160km/h MAX
  •  CV2       40  最小値
  •  CV6      80  中間値
  •  CV3       104    加速時間
  •  CV4       67    減速時間
  • CV63(マスターボリューム) 255(最大)
  • CV154(ユーザーボリューム)  128(家庭内平和維持のため50%)
  •  イコライザ設定:BASS    28(基準値16より強化)
  •  イコライザ設定:Treble    28 (基準値16より強化)

設定後に試走です。

今回、ボリュームを絞って試走しましたが、どこかで思いっきり爆走させたいんですね!