先日の京急に続いてマイクロエース製品のDCCサウンド化をご紹介します。
まず、製品はこちらです。
AB900???・・・
そうか、「あぶきゅう=>AB9」だから中途半端な番号なのですね。車両自体は阿武隈急行の始点・終点を走る、JR東 E721系の仲間のようです。
【1】ECtypeMの組み立て
今回のDCC化に利用するのはこちらです。M車、T車ともEC-typeMを使いますので、LEDの色合いを合わせることができます。(でも今回は内装色が違いすぎて、あまり意味はなかった)
説明書の通り、室内灯(LED1-3)をはんだ付けした後、コンデンサを取り付けます。M車(サウンド側)に薄型ポリマーフィルムコンデンサ220uFを2個、T車はサウンド・モーターがないので少容量(セラミックコンデンサ10uF2個)を取り付けました。
【2】スピーカの取り付け
さて、これからECtypeMの上面にスピーカー、下面にクリアエンクロージャyを取り付けます。
スピーカユニットの取り付け準備をします。枠パーツのバリをとっておきます。
スピーカーユニットと枠パーツの間を接着剤で埋めます。塗料を筆先で流し込む方が作業しやすいかもしれません。
スピーカー端子に配線します。
取り付け枠に接着剤を塗布してEC-typeMに取り付けます。このときに、隙間から空気がもれないように注意してください。
内側に接着剤がはみ出していないことを確認します。
スピーカー配線をEC-typeMのSP端子にはんだ付けします。できれば、この状態でサウンドのチェックを行なってください。
さて、今回はフォロワーさんお二人の協力で、2種類の材料で透明エンクロージャを試作しました。向かって左側が、SK本舗の水洗いレジン、右側がGratkitの材料です。左SK本舗のものは仕上がりがちょっとべとつく感じがありわずかに褐色ですが、表面に塗装をすると透明度が増しベタつきも感じません。一番上はそのまま、2段目はGMカラー半光沢をスプレー、一番下はクレオス透明を2度筆塗りしたものです。右側Gratkitは、より透明度が高いのですが、オーバーハング部分が盛り上げる傾向がありました。ペーパー掛け+塗装で3Dプリンタであることがわからない位になりますが、大変時間がかかる作業です。
今回は左のSK本舗の真ん中のもので、GMスプレー(半光沢44番)で塗装したものを使ってみます。まずまずの透明度で、車両搭載時にどう見えるか試します。枠に木工ボンドを塗り、貼り付けます。
おもったより、違和感はありません。
【3】動力ユニットの配線
ここで、車体加工に入ります。
M車のボディを外します。
片側4ヶ所の爪を持ち上げて、シートパーツを外します。このときに車端側の爪に無理がかかり欠けやすいので注意してください。
モータを取り出します。当初はこの端子バネにはんだ付けしたかったのですが、材料がスレンレスのせいかハンダが載りません。
モーターのブラシを取り出し、少しやすって配線をつけます。こちらは、真鍮削り出しなのでハンダが載りやすいです。
モーター押さえ(グレーのパーツ)がモーター配線に当たる肩をカットしておきます。
配線の取り回しに注意しながらモーターを元に戻し、走行パーツ、台車も戻します。
集電板にも配線をつけて、室内灯取り付け穴から上に取り出す準備をします。
製品についていた透明絶縁板をマスキングテープで仮止めし、配線を整えます。
【4】ライトユニットの配線
次にライトユニットの配線を外してECtypeMの指定の場所につなぎかえていきます。ライトユニットはほぼ同じ構造ですので、T車も分解して2個合わせて改造をすすめます。
裏側バネ根元をハンダを溶かして外します。
替わりに、上面から配線を引き出します。
ライトケースの後ろ側に1mmの穴を2ヶ所開けます。
配線を引き出します。なお、T車ではウエイトから集電用の配線を引き出しておきました。
3ドアであれば、この柱に隠れるので問題ない範囲だと思います。なお2ドアは特急、急行になるので、トイレのスペースにエンクロージャを隠せるEC-Slim,EC-typeKなどで対応できると思います。また、数少ない通勤2ドアは、先日の京急2100形で紹介したクーラー裏にスピーカーを持ってくる手もあります。