2021年4月18日日曜日

京急新1000形のDCCサウンド加工(1)

 今回は、NagodenさんのMP3デコーダをグリーンマックス新1000系に取り付けます。以前手持ちの2100系を加工したときに、「同じシーメンスサウンドでも2100系と新1000系では違うのよ〜」とフォロワーさんから聞き新1000系を探したのですが在庫見つからず、今回晴れて再販品を購入できたので(ちょっと高いですが・・・)、加工を始めます。

実はグリーンマックスの完成品買うの初めてです。またコアレスモーターに進化したとのことで、今日は動力ユニットの改造を中心に説明します。

まず、NagodenさんのMP3デコーダーのご紹介です。今回使うのは、TRAIRO EC-Slim互換形状のSE(SlimEdition)を使います。中身はこんな感じです。

本体にUSBコネクタがついていて、マイクロUSBケーブルで繋ぐと外部ドライブにみえる仕組みです。ここにファンクションキーで鳴らす音をコピーすれば良いのです。これまでは別売マイクロSDカードでコピーしていたのですが、SEではフラッシュメモリ搭載済みでマイクロSDカード不要です。

このドライブの中に、"01"という名前のフォルダを作り警笛として"002京急.MP3"をコピーします。音源は、今回オープンサウンドデータの一部から拝借しました。詳しくは、nagodenさんのホームページを参照してください。

手持ちのスピーカーとモーターを仮配線してサウンド機能確認を行いました。電解コンデンサをつけないとCV値の書き換えができませんので、走行音は後でチェックします。

グリーンマックスの車両は、TOMIX幅狭室内灯のサイズですので、基板の耳たぶ部分を切り落としておきます。

さて、今回のM車はこちらです。

MP3デコーダでは先ほど説明した通り、外付けコンデンサが必要です。しかし、デコーダーに含まれる1000uFの電解コンデンサはNゲージでは収納に苦労します。そこで手前の470uFを別途購入して使うことにしました。(写真では2個写っていますが、今回は一つで問題なく動作します)

どのように配置するか検討します。最終的にはこの写真から基板を逆向きにしています。

車両両端の黒パーツ、モーター上部の室内パーツ、台車を外します。ここから先の作業では、他の方の分解記事が大変参考になりました。

このあたりの構造は、他メーカーと少し違っていますね。この黒いパーツは床下パーツと一緒に下から差し込まれています。片側4箇所の爪でぶら下がっていますのでウエイトに引っ掛けてある部分を爪楊枝で外しながら抜きます。

このようにモーターと集電板が付いてきます。この集電パーツで台車からモーター端子に通電しています。

集電板をはずし、モーターにつながるタブをニッパで切り取ります。

切り取った端子に、ケーブルを半田付けします。ここはちょっと細かい作業です。

同時に、集電板の方にもデコーダに給電するための配線を半田付けします。場所は、TOMIX室内灯用の穴が空いた位置です。

モーター端子を元の場所に装着し、ケーブルをウエイトの穴に通します。

ここまでくると、なんとかゴールが見えてきます。

床パーツに0.8φの穴を2つ開けます。

モーターからの配線と集電板からの配線をパーツに通します。

床上パーツを戻して一段落です。パーツの向きが逆だったりして何度か組み直しています。

さきほど試したMP3デコーダと比較するとこんな感じです。これから先は、今週じっくり取り組む予定です。

2021年4月5日月曜日

C62 2東海道形のDCCサウンド加工

 今回は7台目のSLのDCCサウンド加工のご紹介です。これまでKATOのC57, C58, C59, D51, 9600, 8620に搭載していますが、C62のテンダーの構造はC59とほぼ同じことがわかっています。

テンダーを分解して、様子をみています。C59の時には、ウエイトを削ってスペースを増やしましたが、アルミ粉がでるし加工に時間がかかるので、逆にデコーダーやスピーカーを調整することにしました。

まずはエンジン側の分解です。色々とやり方はあるようですが、マイナスドライバーの形に削った竹串をフロントパーツ(デフレクタ)とダイキャストパーツの間に差し込み、ねじるとフロントパーツを安全に外せます。外す時には顔(煙室扉)が飛んで行かないように軽く指で押さえておきます。

その後にキャブ下に差しこんで、同じようにねじってボディを浮かせます。

前側も持ち上げてボディを外すとこのようになります。

DCC化を始める前にハンドレールノブを黒(エナメル艶消し黒)で塗装します。爪楊枝の先を削ってちょっと塗るだけでいいです。



この後サイドのハンドレールも塗りました。パーツを戻すとこんな感じで、オリジナルのままよりかっこよくなったかもしれないと自己満足しています。


配線加工を始めます。C62の場合はモーターの集電版は前側についてます。これをダイキャストパーツから抜き取ります。また、左右のランボードも作業中に傷をつけないように外します。

配線を付け替えて半田付け部分をカプトンテープで保護します。また、今回は配線を減らしたかったので、ライト基板を自作デコーダ(PetitDecoder-SL)に交換しています。

伸ばした配線はボディ横に準備された溝に入れてランボードを元に戻します。この状態でライト用デコーダの点灯機能を確認しておきます。

エンジン側はこれで準備ができましたので、砂箱の中に位置するウエイトを忘れずに戻してください。また、延長した配線は、テンダー加工の中でコネクタを取り付けます。

さてテンダーを分解して、デコーダの収納方法を検討します。

まず、今回はタイプA(SL-C57/D51)を使うことにしました。前回は、素直にタイプB(SL-C59/C62)を使いましたが、今回はスピーカーの高さを優先します。前後の長さを稼ぐため、基板のコネクタ側を限界までやすりで削りました。

スピカーはいつもより若干小ぶりのものです。twitterのフォロワーさんに「Fleischmann内蔵スピーカーと同じサイズのものがあるよ」と聞いて海外通販で手配したものです。エンクロージャーは、いつものタカチのケースで、ウエイト内部に入るように事前にヤスリで加工しています。

配線をハンダ付けしておきます。

ExpBoardの裏には集電バネを半田付けした後に絶縁のカプトンテープを貼ります。

ウエイト無加工で、収納できることを確認します。

スピーカーの配線と、モーターの配線を準備します。

このような感じに収まります。

テンダーのパーツをスピーかーに合わせて超音波カッターできりとります。そしてデコーダをセットして組み上げるとこのようになります。また、モーター配線を中継するためのコネクタを瞬間接着挿で固定し、半田付けします。

エンジン側と連結し、テンダー前面から通したモーター配線の長さを調整します。


先端にコネクタのピンをはんだ付けします。このコネクタは1.27mmピッチですので太くならないように手際良くはんだ付けしてください。


コネクタを差しこんで試走してください。


問題なければ石炭パーツを載せて完成です。エンジンとテンダーを切り離すときは、石炭パーツを楊枝の先で持ち上げられす。今回の改造方法では、C59と比較して音量、音質ともに改善された気がします。




















2021年3月14日日曜日

金太郎(EH500)のDCCサウンド加工

 久しぶりにDCCサウンド加工のご紹介です。今年になって発売されたKATO の金太郎 EH500三次形(新塗装)を加工します。


この2車種は動力ユニットが共通なので、EH200用のExpBoardを使います。説明書はこちらです。


ボディと動力ユニットの間に爪楊枝を挟んで、ボデのツメをうかせて外します。連結面側はちょっと硬めなので慎重に作業してください。

ここにELH-S1(スタンダードセット)を配線しながら組み立てていきます。(ELH-E1イージーセットなら配線作業は不要です)

車体間の配線は被覆部分が35mmにあわせた配線4本、50mmにあわせた配線2本を作成します。なお、この後スピーカー配線も必要になるので50mmの配線も4本作っておくと良いでしょう。

基板を切り離して配線するとこんな感じです。ケーブルの半田付けは説明書では下側としていましたが、上側でも半田付けが盛り上がらないようにすれば問題ないです。また集電板間の引き通し線も上記のように基板パッドを使ったほうが取り付け時の扱いが容易かもしれません。


また、製品のLEDを移植します。新規にLEDを使う場合は根元から10mmのところで折り曲げます。LEDの極性に注意してください。

参考:LEDのリードの短い方がK(カソード)です。

   プリント基板のKの印字側に合わせてください。

   今回の回路ではもし逆向きに付けてもデコーダや部品は故障しません。

   間違えた場合は、正規の方向に付け直してください。

また、DCCの場合はフル点灯になるのでチップ抵抗(R1,R2)は1.5kΩ(オリジナルは560Ω)にしています。抵抗のサイズは 1608サイズです。

試しに、一度基板を交換してみてケーブルの長さを確認してください。

一度モーターをパーツから外します。



モーター端子を短くカットした後、パーツの内側を通して集電バネと切り離します。

注意:説明書もよく読んでください。このモーター端子の入れ替え作業を行わないと、DCCサウンドデコーダのモーター駆動回路が故障します。

次にスピーカー配線です。今回はnagodenさん頒布のスピーカーを使っています。サイズがちょうど良く両面テープが元から付いているので便利です。


次に、空のモーターが入っていない方のこのパーツを外して、デコーダの収まる部分を切り抜きます。今回は、超音波カッターがあるので素早く加工できました。


プリント基板にスピーカー配線を半田付けしてモーター押さえにつけるとこんな感じです。デコーダの透明な被覆(シュリンク)を剥がして、あとははめるだけです。


スピーカーをダイキャストの床に貼り付けて、組み立てます。ここからの組み立てには手際良い作業が必要です。

前後のプラパーツをはめてからさきほどのユニットを入れますが、最後まではめる前に前後の燐青銅の先端を台車を押さえているパーツの下に収めます。


これで完成です。走行試験や音源の書き込みを先にするとよいでしょう。特にモーターの車端側のジョイントあたりから異音がでる場合がありますので、調整してください。


ボディをはめて加工終了。


最後にCV5(最大速度)を200から120に書き換えます。これでフルスロットルで実車より若干早い120k/h位になりました。