2024年8月14日水曜日

LayoutDecoder-UYとMagicBox IIのご紹介

(1)始まり
昨年のJAMにて「うみ電☆やま電」さんと箱根登山鉄道レイアウトの話をしてから1年間、紆余曲折がありましたが、明後日からのJAMにて一部を公開させていただくことなりました。現場でもマニュアルが必要になるとおもいますので、そのペーパーレス化を兼ねての投稿です。まず、主力の新製品はこちらの2台です。

左は新規開発したLayoutDecoder-UY、右はMagicBox IIとなります。それぞれマイコンを搭載したDCC制御機器になります。(ただし、今回はLayoutdecoderのDCC機能は使いません)

こちらは、JAM直前の工事状況です。適用するのは2駅分で左手が小涌谷駅、右が(仮)強羅駅になります。まだ彫刻の森美術館前はありませんが、あとで挿入可能なシステムになっています。

(2)システム構成
システム全体の構成はこちらです。LayoutDecoder-UYで分散制御しつつ、DCCを使って全区間を統合化する第一歩です。(ただし、現時点で車両はアナログです)

それぞれの駅モジュールにLayoutDecoder-UYを取り付け、モジュールの裏面でレール配線(ギャップ)、センサーやポイントの配線を完結できます。ボード外(MagicBoxⅡ)への接続は信号配線(4P)と走行用電源だけになりますので、セットアップも効率化できるはずです。なお、今回MagicBoxをDCC給電で動かしますが、LayoutDecoder-UYはAC/DCアダプタを付けてDCC化は見送っています。

(3)強羅駅の制御

まずは、強羅駅の動きを説明します。強羅駅には5つの状態(1番線入線、2番線へ入れ替え、小涌谷駅のホームが空いたら発車する)を事前に定義し、動きを再現します。これらの動作設定は、DCCのCV値変更を予定しています。

 多くのデータを投入するために事前にエクセルでCV値を計算しその値を投入する仕組みにしました。今回は繁忙期用に2番線も使う設定ですが、センサー4にスイッチを付けてバイパスすることで、入れ替えなしでの発車も実現できそうです。

センサはCDS(秋月CDSセル1MΩ)を使うことが多いので、コンパレータ回路を基板化しました。LDUYの端子台にねじ止めし、中央のボリュームで感度を調整できます。


(4)小涌谷駅の制御

 次に、小涌谷駅の説明です。


 小涌谷駅はちょっと複雑でして、全体を入線時と出発時にわけています。また、4つある赤LEDのうち2つは左側(強羅側)運転の状態、右2つは右側(箱根湯本側)の状態を示します。

今回は、小涌谷駅から先は従来システム(マイスターコントローラ)ですので、ポイント出力4番を停車信号(発車許可信号)に割り当てました。

それぞれの発車許可信号をセンサ通過まで保持し、両方発車完了後に入線可能に戻すのがちょっと厄介でした。こちらの動作はCV値設定だけでは実現できず、専用プログラムになります。

(5)MagicBoxによる運転

 最後に、MagicBoxⅡについて説明します。MagicBoxⅡは、以前製品化したMagicBoxにLayoutDecoder-UYを接続できるようにしたものです。

今回は、「DCCで操作するアナログパワーパック」として使います。内蔵パワーパックの出力は、基板中央の赤LEDの強弱でおよそ分かります。


また、MagicBoxは上のLDUYからの出発信号によって走行方向、停車や徐行を自動的に行います。DCCスロットルを上げておけば自動運転可能ですが、やはり自分で運転したいですし想定外のことも多々?ありますので、必要に応じて減速したりバックしたりできます。

上記の通り試走までは確認していますが、JAMの大舞台では何が起きるかはわかりません!