2021年7月23日金曜日

KATO C11にDCCサウンドを搭載する。

 今日は、KATO C11のDCCサウンド搭載方法の説明です。今回の方針は

  • 製品の分解から試運転まで1日で終われる作業量にする
  • バック運転も考慮して、前後のライト点灯機能を維持する
  • 外観は、運転席内部のシースルーを含め、極力オリジナルを保つ
  • メンテナンスもできる構造にする

といったところです。

まず、デコーダのおおよその搭載方法を検討します。当初は、KATODCCフレンドリー用を利用しようとあれこれ考えましたが、動輪を外してダイキャスト加工すると走りの調整にも時間が必要になるので、Loksound5 NANOとEXP-NANOで対応することにしました。

車両の分解方法は蒸気の神様のサイトが詳しいので割愛させていただきます。デコーダをキャブ内部に置いてみます。このようにぎりぎり入ります。

ただし、ボディのボイラー部分と、後ろ側パーツを切り抜かないとデコーダは搭載できません。

いつもの超音波カッターでカットします。このときにデコーダの幅+αの開口寸法が必要です。

車体後部を組み立てて、デコーダとスピーカーの上に積み上げてみます。スピーカーはED75改造に使ったすこし小ぶりのものです。うーん・・・かなり厳しいけどなんとか入りそうなことがわかりました。

エンクロージャーがないと音がしないし割れるので、石炭部分をうまく使うことにしました。

前部はちょっとはみ出るのでプラ板でふさきます。

スピーカー底面は少し斜めにして空間を確保し、木工用ボンドで周囲を埋めます。

配線の先には、コネクタを取り付けます。コネクタはこのスピーカーの横のスペースに収納予定です。次にライトユニットの加工です。

LEDのマイナス側(カソード側)はデコーダ配線を繋ぐ時に使いますので、マジックでマーキングておきます。基板についている抵抗を取り外し、中央のパターンをカットします。

引き続きDCC対応の改造を行います。具体的には 「右側レール->写真奥のチップ抵抗->前側ライト用LED」「 左側レール->手前のチップ抵抗->後側ライト用LED 」とします。なお、チップ抵抗は1.5kΩにすることでオリジナルより暗めにしています。

続けてデコーダー本体の搭載です。モーター配線金具を外します。

EXP-NANOからはスピーカー配線、ライト配線(HLは前側、TLは後側)に配線します。レールからの配線はいつもの洋白線で、これをダイキャストウエイトに押し当てて基板の固定を兼ねることにします。

現物合わせでライトユニットに配線を接続します。スピーカー配線の先端にはコネクタ用のピンを半田付けします。また、EXP-NANO全体をカプトンテープで絶縁しておきます。

ボデイのライトケースの後ろ側をカットし、配線を通すスリットを超音波カッターを使って作ります。
一度貼り付けたカプトンテープの一部を捲り上げ、EXP-NANOのM端子にモーターの配線を半田付けします。

Loksound5NANOにもカプトンテープを巻き付けて、EXP-NANOのコネクタに装着します。

念入りにショートしていないことを確認した後ボイラー側ボディを取り付け、ライトユニットを差し込んでテスト走行を行います。ここは一発勝負になります。

キャブの屋根裏には、LEDの光がもれないように壁がありますので、改造した基板配線があたらないように超音波カッターとノミで削ります。何度も言いますが、超音波カッターは刃を当てただけで切れますので、最新の注意を払ってください。

あとはこちらを組み立てるだけになりました。

キャブをボディ後部を繋げます。実は、分解時に爪の一つを少し潰してしまっているので一部木工ボンドで補強しています。

こんな感じで、スピーカーの配線をうまく収めつつ、嵌め込みます。


全部のパーツを戻したら、運転室内部の状態を確認します。ヘッドライト用配線が少し見えますが、気になるようでしたら爪楊枝で調整すれば良いです。



この後、走行を調整して完成です。やはり出来が良いモデルは、加工を終えた後の満足感も大きいですね。細かい作業が続くので、だいぶ疲れましたが・・・